version

バージョンとは、重版した本などにおける「〜版」、転じてソフトやハードにおける改訂版を指す。

「独立分化による進化」であるヴァリアントパッチに対し、 本家NetHackのバージョンアップはいわば「本道に沿った進化」といえよう。

バージョンごとに大小様々な変更・バグ修正が加えられているのが常なので、 スポイラー等においてはバージョンやヴァリアントを明らかにしないと混乱を招くもとになるし*1、読む際にもそれらを確認しておかないと間抜けな勘違いのもとになる。

英語版と日本語版のバージョン対応はおおまかに以下の通り*2

英語版日本語版補足
(1987) NetHack 1.4(----) ---- 
(1987) NetHack 2(----) ---- 
(1989) NetHack 3.0(----) ----フリーソフトライブラリ・ゲームコレクション・エクストラに収録
(1993) NetHack 3.1(1994) JNetHack 
(1996) NetHack 3.2(1996) JNetHack1.0.*〜1.1.5 
(1999) NetHack 3.3(2000) JNetHack1.2.0β 
(2002) NetHack 3.4(2002) JNetHack3.4*3
(2015) NetHack 3.6*410年振りに出た新バージョン asciiで記事にもなった*5

ちなみに英語版3.2(日本語版1.*)までは、プレイヤーの職業種族が分けられていなかった。
職業一覧に「エルフ」が含まれているかどうかで区別できるだろう。

また3.3は、日本ではベータ版だけで翻訳停止したようである(?)。

これらの事から、日本では3.4以降を「新バージョン」、職業システム変更前の英語版3.2(日本語版1.*)を「旧バージョン」と呼ぶ人も多いようだ。

Roguelikeの歴史NetHackの系統樹も参照のこと。