wizard mode
このモードではいつでもマップがわかるし、
いつでも鑑定できるし、いつでも願える*1し、いつでもテレポートできる。
また、死んだとき骨ファイルを残すか選択することができる。
骨ファイルが存在する階に来たときは骨を読み込むか選択できる。
NetHackのヴァリアント開発やパッチ開発を行うときには必須の機能。
(→ソースコード/初心者のためのネットハックソースガイド)
例えば新規に追加したアイテムが正常動作するかどうかを確認したい場合、
ことができる。
何か要素を追加・改変するたびにいちいち天上界までプレイしなくても済むのは、開発者にとっては大助かりだろう。*3
コマンドラインにて
nethack -u wizard -D
を実行することでウィザードモードに入れる *4。 もちろんコンパイル時にWIZARDオプションがONになっていればだが。
UNIX環境ではユーザー名も見ているので、(デフォルトでは)root権限が必要。
^E == 秘密のドアや罠を調べる.
^F == 魔法の地図.
^G == 怪物を造る.
^I == 持ち物を識別する.
^O == 特殊階の位置を知る.
^T == その階での瞬間移動.
^V == 違う階への瞬間移動.
^W == 望みをかなえる.
^X == 属性を見る.
また、拡張コマンド(#で始まるコマンド)もデバッグ用のものが追加で使用できるようになっている。
詳しくはウィザードモードで#?を使って一覧を見よう。
ソースを読まない人のためのデバッグモードガイド
http://nethack-users.sourceforge.jp/doc/wizmode.txt
願う際に。
祝呪の状態は明確に指定しないと、呪われたアイテムが生成されることもある。また安定した(fixed)をつけることによって燃えない・錆びないなどの耐性を付加できる。お金や食べ物など複数願えるものは99999かそこら指定できたりするが、魔除けや指輪は常に1つずつしかもらえない。
耐性や能力を身につけるなら。
まず指輪と呼吸の魔除けを食べる。指輪は未識別名が以下の場合。木(woodon)、青銅(bronze)、真珠(pearl)、鉄(iron)、真鍮(brass)、銅(copper)、ねじれた(twisted)、鋼鉄(steel)、銀(sliver)、金(gold)、針金(wire)、婚約(engagement)、光る(shiny)。変化する際にはゾーンは自前の耐性があって身につかないものが多いので岩もぐら(rock mole)を選択する。忍び足で歩きつつ探査もして、mが見えてると有利。それ以外の能力値調整は未識別名への割り当て次第。
死体は腹持ちがよすぎるので缶詰を食べる。火への耐性などは各種ドラゴンが確実。あとさまよう目。速くなりたければ量子物理学者。透明化を望むならストーカー。ついでに祝福された可視の薬を飲む。
能力値を上げるなら。
祝福された能力獲得の薬を10本くらい飲めばまず限界に達するだろう。レベルを上げると浅い階層でも強い敵が出現する。
あえて捧げるなら。(@が武器スキルを持たないアーティファクトを使いたければ有効かも)
施錠するアイテムや岩(boulder)で密室を作った後、自属性の祭壇に他属性のユニコーンの死体を用意(素早さにもよるが100〜350体が適当)。アーティファクトは10個程度で打ちどめ。
防具を装備する。
システムの関係で強化値は+5くらいが妥当かと思われる。セオリー通りにシャツ、ドラゴンの鎧、クローク、小手、兜と揃えてしまうと楽。しかしキャラクタのイメージに合わせて遊ぶのが一興。
モンスターをペットにする。
人形を願うのが手軽。種類によってはレイスの肉や薬でレベルアップさせ、強化した武器や防具を身につけさせると頼もしい。
その他。
自分のクエスト以外の登場人物も召喚できるが、(通常は問題の無い)バグが発生する。
手に入れる、または常に持ち歩く必要の無いもの。
変化や瞬間移動の能力、それぞれの制御能力。各種杖、巻物、お金。
全部揃えた時点でやる気が失せるのが常。^Vでどこにでも行けちゃうから。
通常のプレイ時でも試せるものもある。