warned
周囲にいる視界外の怪物を察知する能力。
通常の目視やテレパシー能力で見ることのできない怪物は、
レベルに応じた数字のシンボル(後述)で表示されるようになる。
表示されるレベルはかなり大雑把なのであまりアテにはできないが、 怪物の接近を事前に察知して不意打ちを避けられる点はなかなかに有効である。
似たような能力にテレパシー能力があるが、 こちらは正確に敵を識別できる反面、精神を持たない敵を感知できないという欠点がある。 警戒能力はこれを補えるため、二つの能力を併用した上で目隠しやタオルの付け外しを切り替えていくといいだろう。
テレパシー能力は便利だが、盲目状態になることでいろいろと不便も多く、 場合によっては逆に危険を呼び込む可能性も少なくない。 そういった点でも警戒能力は、テレパシーの欠点を上手く補完してくれる。
なお、警戒する必要がないと判断されるモンスターはこの能力を持っていてもまったく表示されない。 友好的なモンスターのほか、レベルが低すぎる相手もまったく表示されないので、 最序盤で警告の指輪が手に入った場合は、警告に表れない怪物にうっかり殺されてしまわないように気をつけよう。
旧バージョンの警戒能力は、現在いる階の危険度(出現中のモンスターのレベル)が、一定ターンごとに大雑把にわかるものだった。
しかし、相手の位置を把握できないために対策の立てようも無く、警戒能力があっても無駄にメッセージが表示されるだけだったのである。
NetHack開発者もそのことに気付き、上記の能力に変更したと思われる。