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キャラクター紹介:武闘家(monk)
たぶん僧侶から分化したものと思われる職業。
だが、このクラスはあくまで「修道士」であり、武術を習得することでひたすら自己の肉体と精神を鍛錬する者たちである。*1
僧侶と同じく3つの属性のどれでも選ぶことができるが、こんな自己鍛錬にいそしむのはどうやら人間だけのようで他の種族は選択できない。
その割には、やってることを考えると混沌は不似合いなような気もするが。
独特の厳しい戒律を自らに課しており、非常に特殊(かつ、かなり自虐的)な特色の目立つ職業である。
考える必要のある事柄が最も多い職業だとも言えるだろうか。
序盤は楽で、中盤に差しかかるとだんだん辛くなってくるというけっこう珍しいタイプの職業である。
序盤はすんなり切り抜けやすく、初心者が試しにプレイしてみる分には悪くないかもしれない。
最初からローブと革の手袋を装備しており、魔法書も1冊だけだが持っている。
またレベルさえ上げていけば、比較的早くからあっさり毒への耐性や警戒能力などを獲得できる。
それに、武器や胴鎧がまともに扱えない分、それらの入手を気にせずにサクサク進めていけるのも利点といえば利点。
しかしながら、中盤以降はだんだん通用しなくなってくる。
マジメにクリアを目指す場合、基本的には上級者向きと見たほうがいいだろう。
というのも、前述したいわば二律背反とでもいうべき要素がネックになるためである。
迷宮内での入手品の活用を前提としているこのゲームにおいて、序盤〜中盤でよい武器、よい防具、よい死体(笑)を手に入れた(またはその機会に恵まれた)としても、それらを有効利用できないのは辛いものがある。
特に打撃力は、このゲームにあっては強力無比なこと知らぬ者のない武器アーティファクト(や、他の強力な武器)を使う場合と使わない場合との開きは相当なものがある。それでも何とかなるにはなるが…。
食事制限のペナルティーはレベルアップによる耐性・能力の獲得のしやすさによって緩和されるからまだよいが、鎧のペナルティーはそうはいかない。ミスリル服はともかく、ドラゴンの鱗鎧の防御力と耐性を活用できないのはきつい。
というより、これらの強力な装備に替わる救済策がないというのが真の弱点なのかも。
魔法に関しては、多彩な領域のスキルを習得できるため、実は魔法主体での行動には割と向いている。
が、攻撃魔法がもう一歩という印象だし、魔力も専門職ほどには高くないし、騎士や魔法使いのような補助的なアーティファクトがあるわけでもない。
結局のところ、どちらかというとNetHackに最近公式に加わった新要素とでも言うべき「自発的挑戦」のためにあるような職業と言っていいかもしれない。
何も考えずに進めていくと、ファイターとしてもマジックユーザーとしても実に中途半端。
立場的になかなか難しいところではある。
基本的には趣味クラスであることをまずわきまえてもらいたい。
上にも述べられているが、このゲームに熟練していないプレイヤーがふらっと選択して昇天できるようなクラスでは無いのである。
正直、守りの魔法書を持って生まれてきた場合は#Quitした方がいいような気もするが。
そんな熟練者向けのコラムとしては多少力不足だが、以下にスタイルの実例を挙げてみよう。
なお、全てのスタイルに共通していることとして、「マーシャルアーツスキルの上げ惜しみをしない」という点が上げられる。
どうせスキルポイントなぞ残しておいても振るものは無いし、ちょっとでも祭壇にたどり着くまでの戦局を楽にするために、マーシャルアーツはガンガン育ててゆきたい。
武器アーティファクトの攻撃力をあてにした、攻撃偏重スタイル。
属性は秩序がよい。
二刀流無し・武器スキル無しという極めて攻撃力に欠けたこのクラスでも、このゲーム中最強の攻撃力を誇るグレイスワンダーや、入手が比較的容易なエクスカリバーなどによって、十分な戦闘能力を発揮できるだろう。
防御の脆さは解消していないため、うっかり死しやすいのが欠点。
願いが手に入るほど幸運なときは、基本的に魔法のマーカを願うべきである。
鎧の着用にペナルティーのあるこのクラスはとことんAC?不足に悩まされる。魔法のマーカが一本あれば、さしあたって-10くらいまではACを低下させられるので、中盤戦が一気に楽になることを覚えておきたい。
防御力不足をマジックベーンで補おうというスタイル。
属性は中立を選ぶこと。
こちらのスタイルの場合、攻撃力不足を補うために魔法を活用してゆく必要があるだろう。
手に入った書籍は祝福するなり、足元にEの字を刻むなりして安全を確保してから、片っ端から読んでいこう。
魅了の魔法書や矢の魔法書、識別の魔法書などを引いてしまえばこっちのものである。
願いは、上のスタイルと多少違って韋駄天の靴→魔法のマーカという順になるだろう。
マジックベーンでなくても、ミュルニールが引けた場合は上記の戦士型にチェンジして戦ってゆきたい。
マーシャルアーツスキルを最大まで伸ばし、「武器?何それ?」というスタイル。
もはや苦行以外の何物でもない。
属性は…ジョーっぽく混沌でも選んでおこう。
どうせ武器なぞ使わない以上、属性も何も関係が無い。
ただし、他の職業のクエストアーティファクトを願うことに抵抗が無いのであれば話は別で、ぜひ中立を選びたいところ。
乏しい防御力を補って余りある運命のオーブと、豊富な魔法スキルを活かせるエチオピアの目を揃えることができたなら、攻略難易度は数段下がるであろう。
レベルテレポートと分岐点テレポートも使い放題である。
エチオピアの目は、カエンと戦う際に必須とも言える魔法防御能力を与えてくれる点にも注目したい。
銀の指輪を嵌めて悪魔を蹴散らしたいところだが、小手を使わなければ防御力不足に輪をかける事になる。
おとなしくグローブこと革の手袋でもはめて戦うのがベター。
最終的な攻撃力不足を補うには…拳闘兄者とかどうだろうか?
鉱山の街まではすんなり進めるこのクラスだが、そこがこのクラスの強さの限界点。
それ以降に足を伸ばすのは、なかなか難しい。
その理由は、ムーマクやレオクロッタなどの四足獣類にある。
普通のクラスならば、鉱山の道中で入手できるであろうドワーフのミスリル服なりエルフのミスリル服を着用して、彼らの攻撃を緩和出来るのだが…。
これらに頼れない武闘家にとっては、かなり厳しい戦いとならざるを得ない。
これを解決する手段は一つしかない。
そう、鉱山の最下層にある宝石を回収して売りさばき、僧侶に献金してAC?を下げてもらうことである。
四足獣に正面決戦を挑むためには、少なくともACを-5以下には下げたいところである。
ACさえ下がってしまえば、後はドラゴンの鱗鎧が欲しくなるゲヘナ周辺まではすんなり進むことであろう。
武闘家は菜食主義者(vegetarian)に分類される。
食べることが出来るものについては菜食主義者のためのグルメガイドを参照。
武闘家が肉食すると属性値が1下がる(だけ)。
純粋に武闘家での昇天のみを目指すのであれば、無理に菜食主義を貫く必要もないだろう。
また、満腹状態になると賢さが酷使され、衰弱状態になると逆に賢さが鍛えられる。
武闘家が鎧を装備した場合、命中率に-20のペナルティを負う。
冒険を始めたばかりのキャラクターにとって、これは非常に辛い。
しかしながらゲヘナに到達できるだけの功夫を積み*3、信仰心篤い武闘家ならば、鎧の重さなど苦にしないのである。
クエストネメシスのカエンやゲヘナの並み居る強敵共を相手にするときに、鎧は心強い守りを授けてくれるだろう。
数値的な詳細は以下のページで。(但し、スポイラー要素を多分に含むことを承知した上で読んで欲しい)
→攻略情報コラム/職業あれこれ/武闘家
難易度はかなり高い。
といっても、マップ自体には特に迷ったり難しかったりという点は無い。
また主な敵モンスターである精霊(E)とゾーン(X)も、そこそこ強敵・難敵ではあるが、このクエストの難しさは別のところにある。
一番の障害となるのは、クエストネメシスのマスターカエンことカエン。
ゲヘナのモンスターにも匹敵しようかという凶悪な攻撃力に加え、各種の魔法による追い討ちもあるのだから恐ろしい。
また相手も@であるため、階段を昇降する知恵もちゃんと持っている。
このため、形勢不利になったからといって退却する事もままならない。
彼に対抗するには、こちらも格段に鍛える必要があるだろう。
レベルを上げ、HPや幸運値を高め、ACをしっかり下げること。
きちんと鎧を装備し、武器も限界まで鍛え上げてから勝負を挑むようにしよう。
可能であれば魔法防御能力も欲しい所。灰色ドラゴンをとっ捕まえて来るなどして身に付けておきたい。
なお、大体の場合はカエンの居るフロアに侵入すると直に襲われることになる。
ちょっとだけ様子を確かめに行こう、などという行動は自殺行為だ。
十分に用意が整っていない状態でカエンの居るフロアにたどり着いてしまった場合、そのまま即座に階段を上って逃げる事。隣接されていなければ追ってこられることは無い。
武器 | その他 | 魔法 | |
Gマスター | マーシャルアーツ | ||
---|---|---|---|
エキスパート | 治癒 | ||
熟練者 | 僧侶 | ||
入門者 | 六尺棒 槍 ジャベリン クロスボウ 手裏剣 | 攻撃 予知 補助 脱出 物質 |
拳で語れ。
Lv | 1-2 | 3-5 | 6-9 | 10-13 | 14-17 | 18-21 | 22-25 | 26-29 | 30 |
称号 | 入門希望者 | 初心者 | 入門者伝 | 土の習い手 | 水の習い手 | 金の習い手 | 木の習い手 | 火の習い手 | 免許皆伝 |