[k]ick
〜マーシャルアーツ最強伝説〜
Ctrlキーとdでこのアクションが起こせる。number_padオプションがONの場合はkで。
NetHackにおいては1、2を争う使用頻度を誇るコマンドではないだろうか。
鍵の掛かった扉や箱を何度か蹴りつけることでムリヤリ開けることができる。 しかし、箱なら錠前が、扉なら扉そのものが壊れてしまう。 それ以外にも色々な問題が発生するかもしれない。 扉に仕掛けられた罠を作動させてしまったり、箱の中に入っているものを壊してしまったり…。
当然ながら、モンスターに向けて蹴りを入れることもできる。 相手にフットワークを駆使されると屈辱的なメッセージが表示されるが、 うまく決まれば相手をよろめかせられるかもしれない。
ああ、間違っても裸足でコカトリスにケリを入れないように。一発でケリがつきます。
ダメージの最大値に対するボーナスは、具体的には以下の通りとなっている。
あくまで最大値に対するボーナスであり、運が悪いと1点2点のダメージ連発…ということもある。
ちなみに以上の数値はいずれも中型以下のモンスターに対してのみ意味を持つ。 大型に対しては一切のボーナスが適用されず、さらにダメージダイスも「5d1」すなわち5ダメージで固定されるようだ。
乗馬中にこのコマンドを行うと騎乗しているモンスターに喝を入れる。 モンスターに気合が入り速足になるが、やりすぎると振り落とされるので注意。
何らかの理由で武器が壁にはまりこんでしまった場合、 そのアイテムに向けて蹴ることでゆるんで足元に転がり落ちる場合がある。 あまり発生することのない現象だが、ワルキューレなあなたは覚えておくと良いかも。
また迷宮を掘り進んでいる際、壁に埋もれた金貨や宝石を見つけた場合などにも応用できる。
特定の場所でたまに見かける木を蹴ると、りんごやオレンジ、ユーカリの葉などといった食べ物類が落ちてくることがある。 しかし場合によっては木の先住民を起こしてしまい、怒った彼らに集団で攻撃されてしまうことも。
流し台に蹴りを入れることによっても、色々な何かが起きるかもしれない。
玉座に蹴りを入れることによっても(以下略)
とはいえ設備を蹴りつけた場合、自分の足を痛めることが多い。
この場合少量ではあるがダメージを受けてしまうし、足を怪我することもままある。
ちなみに右足を怪我している状態だと何も蹴れなくなるので注意。
怪我は時間経過や、強壮食を食することで回復する。
元々鍛えられた足腰を持つ侍や武闘家であっても、これによる怪我は免れないようだ。
モノに当たるのはほどほどに。
何気にこうすることによって薬を識別することもできる。 割れた蒸気を吸い込む事になるが、直接飲んだときよりも効果・被害は格段に小さくなるので、 有効なときもあるかもしれない。 ただ、当然ながら薬は割れて無くなってしまうので普段はあまりやらない。
ご存じの通り、地面に落ちている怪物を怯えさせる巻物は拾いあげると消滅してしまう。
原則、二度使えないのだ。もし店内で迂闊に拾ってしまうと身に覚えのない請求をされる(笑)。だが、蹴ればその場所から動かすことができる。拾えるわけではないのだが。
また、大きな巻物店には何十枚もの巻物が並べられているわけだが、チェックが面倒に思えたら蹴って纏めるとよいだろう。もし同じ(未)識別名で一つに纏まらないものがあったら、祝呪が異なっていると思ってよい。
蹴ったときの飛び具合でアイテムの重さがわかる。 見かけでは区別のつかないアレとアレを判別するときなどに使えるだろう。
迷宮の中には、殺した覚えのない死体がポツンと転がっていることがある。 その殆どは罠に引っかかって息絶えた哀れなモンスターだ。 だが見ただけでは下に何の罠があるのか判らない。とりあえず蹴り飛ばしてみてはどうだろう。
ドワーフやオークたちが遺す大量の装備品。
使ってみたいものを探そうにも、大半はゴミと呼ばれる不要なものだ。
通り道に溜まっているとメッセージが煩わしいことこの上ないし、部屋に散らばっていたら整理するのもウンザリ。性懲りもなく湧いたオークどもにリサイクルされるのも癪に障る。
そんなときには蹴り飛ばして壁際に纏めればよい。持っては運びまた戻るのがバカらしくなること請け合いだ。壁際に落し穴を掘ってどうでもいいものを蹴り落としておくと、奴らにリサイクルされることはない。物の種類別に方向を蹴り分けると通と呼ばれるかもしれない。もし目障りに思うなら最後に岩で埋めておけばよい。*1
もし、ゴミの中に割れ物(特にアレ)を見つけたら、蹴ってはいけない。足を止めるように!
それから、矢などの纏まるものを蹴っても一本一本飛んでいくだけなので、予め手で拾って捨てよう。応用して洒落た攻撃をかますこともできたりするが。
それから撃った矢や短剣などが、不運にも罠の上に落ちてしまったとき。罠の前で立ち止まり、適当な方向に蹴りとばせば回収できるようになる。穴に引っかかっている物体*2を取ろうとするときも、蹴ってしまえば下の階に落ちてしまう。
ちなみにこの蹴り、相当な気合がこめられているのか、 あるいは掛け声とともに放っているのかどうかは不明だが、 扉や箱を蹴ったときはもちろん何もない空間で素振りをしただけのときでも 必ず周辺の怪物達を起こしてしまうので気をつけよう。*3 わりと遠くにいる敵でも起こしてしまうので、 遠くにいるニンフ達を起こしてしまわないように!
不慣れな冒険者が何もない空間に対して蹴りを行った場合、筋肉を痛めてしまうことがある。
この場合、短時間ではあるが足を怪我したのと同じ状態になってしまうので注意が必要だ。
モンスターに対して放った蹴りが避けられたときなどといった「何らかの対象に」蹴りを放った場合には、筋肉痛に陥ることはないようだ。 また、侍や武闘家などといったマーシャルアーツの素養がある職業の者は、いくら素振りをしても筋肉痛になることはないので安心である。