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mumak (mûmak) 'q'

...
わしは、じゅうだ。
この世の最大のもの、
堂々と、老いて、山のよう。
一度でもわしに出会ったら、
忘れようとも忘られぬ。
一度も見なけりゃ
わしがいると思われぬ。
だけど、わしは老いたじゅうだ。
嘘じゃないぞう。

指輪物語「二つの塔」

J.R.R.トールキン/瀬田 貞二・田中 明子 訳、評論社

かつて中つ国にいたとされる巨大な獣である。複数形はムマキル (mûmakil)。
指輪物語の映画を見ればすぐわかるように、要するにばかでかい象みたいなもん。
ホビット達の伝承では「じゅう」(oliphaunt) として知られていた。

NetHackでは

NetHackにあってはさしてレベルの高い敵ではない……が、そのためにかなり早い段階から出現し、そして序盤の敵としては度外れた攻撃力を持つ。
vanillaにおけるqのシンボルを持つモンスターの中では、レベルは下から2番目という低さでありながら、ダメージの高さ(期待値)は上から2番目(マストドンに次ぐ)…と書くと、攻撃力のデタラメさがわかるだろう。
その巨大な体から繰り出される頭突きを一撃でも受ければ、序盤のキャラクターでは下手すると即死、そうでなくとも瀕死の状態に追い込まれてしまうだろう。

幸い足は速くないため、間合いを取って落ち着いて対処できる状況においてはさほど恐ろしい相手ではない。
非凡な攻撃力とは対照的に体力はレベルに見合った程度しかないので、それなりに攻撃力のある飛び道具や魔法や杖を連発すれば意外とあっさり倒せてしまうだろう。*1
逆に言えば、確実に倒せるだけの用意がなければ即座に逃げるべし。

通路などで不意に遭遇してしまった場合は……次の一手を間違えないことだ。

なお、象なので当然(?)草食である。

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