hobbit "h"
「思い切って申し上げますとねえ、現在ぼくの心にある火急の質問というのは、あの、朝ご飯はどうなってるかといったことなんです。つまり、食事の時間はどうなってるんでしょう? それに食堂はどこにあるんでしょう? 食堂があるならばですけれど。それから居酒屋は? ...」
ベレゴンドはまじめな顔でかれをじっと見ました。「なるほど、百戦錬磨の士ですね。」指輪物語「王の帰還」
J.R.R.トールキン/瀬田 貞二・田中 明子 訳、評論社
ホビットの冒険では忍びの者。ファンタジー世界の忍者マスター。
映画版の指輪物語が公開されたため、イメージも固まったことだろう。
そうです、あんな奴らです。
え、ハーフリング? グラスランナー? 何のことやら。
特技は忍び足と石投げ。
小柄なのに頑丈、大食らい。
ドワーフと同じ記号になっているのはなんとなく頷ける。
ドワーフが戦う小人であるのに対して、こちらは機転と運と持ち前の陽気さで勝負する連中なのである。
なのに、NetHackの世界ではザコキャラ。
出会い頭のエルフの短剣攻撃が脅威といえば脅威だが、下手をすればLV1の冒険者にすら普通に負けてしまう。哀れ。
スリングを手に登場する事もあるが、何故か石の持ち合わせが無く、実際に使用してくる事は稀である。ちょっとお間抜け。
冒険者にとって、意義はときたまエルフのミスリル服を着て登場することくらいであろう。