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要するにマジックペン。ゲームに登場するものはどうやら水性のようだ。

地上においてはありふれた筆記具らしく、冒険者の中にはこれを最初から持って探索に挑むものも少なくないのだが、迷宮のなかでは貴重品であり、かつ最も珍重される道具の一つである。 というのも、白紙の巻物魔法書に、自分の知っている魔法*1を書き込み、魔力を持たせることが可能だからだ!

書こうとする魔法によってインクの消費量は異なるし、同じ魔法でもその都度変わる。お約束だが、強力で便利な魔法はインクの消費も大きい。

祝福された魔法のマーカを使えば、書いたものが勝手に祝福される。
正確に言うと、マーカと巻物/魔法書の祝呪の和によって決まる。即ち祝福されたものを+1、呪われていないものを0、呪われたものを-1とし、それを和したものが生成物の祝呪になる。従ってマーカを祝福しておけば呪われた巻物/魔法書はできない。だが巻物の場合は呪われたものが欲しくなるときもあるので、率先してマーカを祝福しておく必要はないだろう。

なお、ごく普通に落書きもできる。Eの字とか書いてみたり。しかしインクが勿体無いのでやろうとする人はあまりいない。

名前が名前だけに扱いとしては魔法の道具で、ポリパイルでの出現率はきわめて低く、しかも充填できるのも一度だけ。まさに貴重品である。

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