[E]ngrave
NetHackではいろいろな行動をすることができますが、
その中の一つとして床に文字を書くという行為があります。
書くには'E'コマンドを用います。
この迷宮の床は例外なくほこりにまみれており、床に何らかの文字を 書こうとする時には、通常はほこりの上に文字を書くことになります。
ほこりに書いた文字は、しばらくするとかすれていき、最後には消えてしまいます。 何度も踏みつけたりその場で武器を振り回したりすれば、 文字はすぐにかすれて消えてしまうでしょう。 出来る限り消したくないのであれば、じっとしているのが一番です。
なお、当然ですが、文字を書くには最低限の知力が必要とされます。 あなたの知力が低かったりすると、望んだ文字をうまく書けないかもしれません。
移動のたびに文字は舞い上がったほこりによりかすれていきます。
知力が低いときなど、書いた文字が正しいかどうか再確認しようと 一度移動して再度読もうとすると、移動によって舞い上がったほこりで文字は かすれてしまっています。 横着せずにその場で動かずに足下を調べれば、ほこりに影響を与えずに文字を 読むことが可能です。 知力の高いあなたは頭に入れておくとよいでしょう。
以下のものを用いて床に文字を書こうとすると、ほこりに「書く」扱いになります。
以下のものを用いて床に文字を書こうとすると、「刻む」扱いになります。
ちなみに迷宮内の床は大抵は鉱物製のようです。
なので「普通の石より硬い」物体を用いれば「刻む」事が出来るでしょう。
刻んだ文字は、ほこりに書いた文字よりはるかに長持ちするので便利なのですが、 武器などは刻むたびに傷付きますから、メインの武器で刻むことは (たとえできたとしても)あまり得策ではありません。 書き終える前に刃こぼれしてしまったりすると、もう踏んだり蹴ったりです。
インクを使って「書く」場合も、単にほこりに書くより長持ちするようです。 刃こぼれの心配がない代わりインクを消費しますが。
ちなみに、ある種の杖を使えばそう簡単には消えない文字を刻むこともできると 聞きます。しかも瞬時に。
書き終えるまでの時間も重要です。 指でさらさらと書いたり床に文字を書くためにあるようなアイテムを利用している場合を除き、 1ターンで書きあがることなんて稀なこと。 ふさわしくない道具でのんびり文字を書いている間にモンスターに 殴殺されたりしないように*2、まわりを見回って安全確認をしておくと良いでしょう。 数回に分けて刻むのも良いですね。
祭壇に何か文字を書こうとすると、神に叱られます。賢さが減ったりしますから慎むべきでしょう。
→ Eの字
注意!
既にEの字が刻まれた場所で、さらに何かを書き加えようとすると、書く行為の間中、一時的に結界としての効果が失われます。
ピンチに陥り、Eの字を書いて傷が癒えるのを待つ時は(たとえ、自然と文字が劣化するかもしれない、という恐怖感を味わおうとも)下手に文字を補強しようなどとは思わないこと。もしどうしても気になるなら、怪物が怯えて1マス以上離れた時、3文字ずつ(より慎重を期すなら1文字ずつ)追加していくのが確実でしょう。
+6 エクスカリバーや、+6 グレイスワンダーを安全に強化したいときに1文字だけ刻んでみましょう。 刃こぼれの効果によって確実に強化値が1だけ減らせます。 ワルキューレはこの方法を使うことができないのは 内緒です…ミュルニールには刃がないので文字を刻むことができません。 つまりはそういうことです。
この方法が使えるのは刃が付いている武器、スキルリストの 順で短剣からサーベルまでです。 こん棒はともかく、長斧や槍も刃こぼれしない扱いになっています。 これらの武器では柄の部分で書いているのでしょうか?
書いた文字だけではなく、床に書く際に利用したアイテムによっても様々な 副作用が得られます。 様々なメッセージを元にアイテムを判別することができれば、 迷宮での生存率は高まることでしょう。
硬い宝石には価値があります。まず刻めるというだけで結界張り放題です。 序盤に安心して刻めるアイテムを見つけられれば、多少冒険が楽になります。 なお金銭的にどれだけ価値があるのかは、 正式に識別した後で店に売ろうとしてみることでわかるでしょう。
残念ながら、柔らかい宝石に価値があるのかどうかはすぐにはわかりません。 しかし、灰色の宝石は幸せの石かもしれませんし、 白い宝石はディリジウムの結晶かもしれません。 余裕があれば捨てずにベースキャンプなどに置いておくと、 クリア時の得点を上げたい時に役に立つかもしれません。
杖の判別にもこの手法が使われます。→判別方法