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概要

NetHackにおける杖には様々な魔力が込められており、振ったり([z]ap)床に文字を書いたり([E]ngrave)することでその力を発揮する。
ただし、ここでうっかり使う([a]pply)を選択してしまうべきではない。杖は折られ魔力が一気に解放されてしまうからだ。*1やってもよいが、これは本来の使い方から外れた行為であるし杖も失われてしまうので、あまり勧められたものではない。

識別名と未識別名の対応はランダムであり、ゲーム開始時にシャッフルされて決まる。
ただ、識別しなくても上記の行為で何の杖か見当がつくようになっているし、*2敵が使うのを目撃したら(例えそれまで未識別のものであったとしても)その時点で判ってしまう。光線を発射する系統は実にわかりやすいもので、名付けるのはそれらを一通り把握してからでも遅くはない。

杖には使用回数制限がある。使い切ってしまうと振っても何も起こらないが*3充填の巻物を読んでチャージしなおせば再使用できる。識別すると名前の後ろに(0:8)の形式で数字が出てくるが、左側が過去に充填した回数、右側が使用可能残数である。これらの数は個々の杖で異なるので、逐一識別しておかなければわからない。

指輪と杖は電撃に弱く、雷の杖による電撃や青ドラゴンブレスなどで爆発することがある。これらの攻撃が予想される場合、予めの中にしまっておくべきだろう。*4しかし雷の杖だけは、自身が雷の力を持っているため破壊されない。このことは覚えておいて損はない。また、充填回数を重ねてゆくと爆発確率が上がってゆく。

未識別状態の素材によっては侵食されたり食べられたりするかもしれない。耐性をつけることは可能だが、必要ない。効果そのものは変わらないし、基本的には消耗品なのだから。「物によっては浸水により劣化することもある」程度に覚えておけばよいだろう。
祝呪についても、効果には(あまり)関係ない。

ちなみに「杖」といっても、よくある老魔法使いが手にしているタイプの長いもの(スタッフ)ではなく、魔法少女のステッキに近い手のひらサイズものらしい。
実際、名称も「wand(指揮棒)」だし、重量も金貨700枚分*5と比較的軽い。巻物(500枚分)より重いのはちょっと違和感があるが。

モンスターが振ってくる杖

強力な杖が落ちていると、敵が拾って振ることがある。
誰しも出会い頭に魔法の矢を浴びせられ絶命した経験をお持ちだろう。特に魔法防御能力を持たない序盤、杖はその存在自体が大変な脅威となり得る。見つけたら速やかに拾得し積極的に使っていく癖をつけておくべき。また、相手によっては移動と杖を振る行動を同時に行ってくることもあるため、射線が通っていないからと油断していたらひどい目に遭う可能性も。
もっとも、注意していても防げないこともありはするが……。

意外なことに、vanillaのモンスター達は無力化の杖減速の杖を(現在のところは)振ってこない。

個別の名称とその効果

識別名

未識別名

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