#name

アイテムや、アイテムの種類に名前を付けるコマンド
地味ではあるが、冒険を効率的に進めるにあたって大いに役立つコマンドである。

アイテムの分類

持ち物に個別の名前をつけますか? [ynq] (q) n

「個別の名前を付けない」を選ぶと、こちらになる。
ランダムな、あるいは複数アイテムで共通な未識別名が割り振られるアイテム*1について、識別してはいないが、メッセージ等様々なふるまいによってアイテムの正体の見当がついた場合はこちらの方を使うとよいだろう。
そうすると、同種のアイテムは以降「○○と呼ばれる△△(△△ called ○○)」のように表記されるため、いちいちプレイヤー自身が覚えていなくてもよくなる。
識別された後は分類名は普通は表示されないが、'\'コマンドによる「発見物一覧」にはそのまま掲載される。

見当のつけ方については攻略情報コラム/アイテム判別方法に譲る。

なお、食物についてはこの操作は行えない。

アイテムへの命名

持ち物に個別の名前をつけますか? [ynq] (q) y

「個別の名前を付ける」を選ぶと、こちらになる。
前項とは違い、アイテムに固有の名前を付ける行為であるため、他の同種のアイテムには伝播しない。
アイテムは、以降「○○と名づけられた△△(△△ named ○○)」の表記になる。△△の部分は未識別名、あるいは#nameによる分類名である。

通常、複数個をまとめる事ができるアイテムであっても、違う名前のアイテムはまとめる事ができない。ポリパイル等で個数を稼ぎたい場合は、適当にa, b, c, ...等名付けると1個ずつにバラすことができる。
ただ、名前ありのアイテムを持った状態で名前なしの同じアイテムを拾うと、名前なしの方が名前ありの方にまとまってしまうので注意。

なお、変化させてしまうと、名前は失われる。脳吸い攻撃によっては失われない。

アーティファクトと命名の関係

アーティファクトにはそれぞれ銘が存在し、プレイヤーはこれを変更する事はできない。
いざ命名しようとしても、「聖器は名づけを拒否しているようだ.」と言われるだけだ。
また、アイテムに、それと素アイテムを同じくするアーティファクトと同じ名前を付けることはできない。*2
但しスティング等、名付けによって得ることが出来るアーティファクトも一部存在する。

これを利用して、特定種類のアイテムを判別することも一応は可能だ。
だが、NetHackにおいては「聖なる冠(mitre of holiness)」と名付けて知性の兜を、「アーリマンの心臓(heart of ahriman)」と名付けて幸せの石を判別すること程度しかできない。*3*4
SLASH'EM等、アーティファクトが増強されたヴァリアントにおいてはもっと役に立つことだろう。

  • Wikihackの記事ではバグ扱いされているようだが、本家Spoiler bugsには記載されていない。各自判断の下利用されたし。
  • UnNetHack最新リビジョンでは判別できないようになっている。*5

名前を取り消す

名付けの際に半角スペースを指定すると、名付けは解除される。

また、記憶喪失に陥った場合も名前が失われる事がある。

関連リンク