vision
キャラクターが持つ認識空間、あるいはその範囲。
迷宮をシンボル表示した画面内容を左右するほか、いくつかの行動の有効範囲にも影響を与える。
キャラが持つ視界にはいくつかの種類がある。
キャラが肉眼で知覚できる範囲。盲目状態でなければいつでも使用できるが、 光源が及ぶ範囲までしか視認できず、途中に障害物があれば、そこで遮られてしまう。
可視の薬や指輪などによって、透明な怪物を通常の視覚同様に視認できる。
これも障害物で遮られてしまう。
特定の種族が持つ熱を感知する能力により、光源の届かない範囲にいる恒温動物、
あるいは極端に熱い/冷たい怪物を視認できる。
これもやはり障害物で遮られてしまう。
精神波を感知する能力により、周囲にいる知性を持った怪物を知覚できる。
これには2種類あるが、いずれも障害物を透過して知覚できる。
後者の能力は、アイテムによってテレパシー能力を補助する必要がある。
超世界の目を装備することにより、周囲の障害物を透過して見ることができる。 知覚される内容は、通常の視覚と同様である。
一時的な魔法の力により、同じレベルにいる全ての怪物を知覚する。
特定の種族を嫌うアイテムにより、周囲にいる該当種族の怪物が探知される。
障害物を透過して知覚できる。
現段階ではオークに対する警告能力を持つアーティファクトのスティングが存在している。
また、悪魔と不死に対する警告能力もデータのみ存在する。
怪物の接近を察知する能力により、周囲にいる怪物の存在が大まかに知覚できる。
障害物を透過して知覚できる。
幻覚状態の時には、各種知覚で認識している全ての怪物・物体のシンボルがランダムに変化して表示される。
キャラが画面上のシンボルをどの能力で知覚しているかは、[/]whatisコマンドによって知ることができる。
対象の位置(マス)指定が必要な行動の中には、視覚に影響されるものもある。
例えば火の玉や冷気の魔法、
長斧による遠隔攻撃、ジャンプなどは対象のマスが
視認可能でなければ発動できない。
視認が必要となるのはマス上の怪物ではなく「位置自体」であり、
光源や精神による視覚は効果範囲の拡大に役立つが、
テレパシー能力などはこれらの助けにはならない。
また、ある種の怪物は睨みによる攻撃を行う。 怪物が通常の視覚の視界内に入った時点で、 あるいは怪物の視線攻撃が発動した時点で怪物が視界内にいれば、特殊攻撃の効果を受けることになる。
視界が及ばない範囲での物体の配置や迷宮の構成は、キャラの記憶から画面に再現されている。
認識できない不可視の怪物に攻撃を受けた場合も、キャラは'I'というシンボルでその場所を記憶する。
記憶による情報は過去のものであり、現在も物体などが同じ位置に存在しているとは限らない。
地図の巻物や千里眼能力、宝を探す魔法などは、キャラの脳裏に探知された情報を焼き付ける効果があると考えられる。
なお、この記憶は記憶喪失の巻物やマインドフレアの特殊能力によって失われることがある。