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攻略情報コラム

NetHackで登場する全武器アーティファクトを「使いやすさ」順でとりあえず載せてみました。駄文御容赦。

レベル5:最強三大武器

グレイスワンダー(秩序)

  • あらゆる相手にダメージ倍増。強いというかもはや凶悪そのもの。
  • その上、悪魔などにによる強力な追加ダメージを与えられる。
  • 秩序以外の属性でもいちおう使用可能。
  • 幻覚耐性

欠点

  • ダメージ倍化武器なので序盤戦では多少使いづらい。
  • サーベルが最初から得意な職業はないし、そもそもスキルを持たない職業も少なくない。

とにかく相手を選ばず激烈な威力を発揮する。序盤の微妙な使いにくさだけが唯一の弱点か?

ミュルニール(中立)

  • 電撃への耐性が無い相手に追加ダメージ。
    追加ダメージ系のアーティファクトは普通、強化しても面白みがないのだが、これは追加ダメージそのものが非常に大きい(d24!)のでかなり強い。
  • 加えて電撃に耐性のある敵はゲーム終盤でも少ない。
  • 追加ダメージ武器なので序盤から有効に働く。
  • 力の小手を装備したワルキューレが投げると、大抵は敵に当たってからそのまま戻ってくる
  • 中立以外でもいちおう使用可能(マジックベーンの方がおそらく使いやすいが)。

欠点

  • 武器のベースダメージが低く、電撃耐性のある相手には非常に弱い。*1
  • 刃が付いてないので、+5からの強化で+6になってしまった場合、地面に文字を刻んで修正値を下げるという方法が使えない。それ故+7まで強化するのが少し面倒(実用上支障はないが)。
  • 投げてからまれに戻ってこなかったり、受け止めそこなったりする場合があるので投げるときには注意が必要。
  • 追加ダメージのバラツキが大きく(結局は1d24...)安定性がやや低い。
  • 相手の持っている指輪を破壊することがある。
  • ワルキューレ以外には(十分強いが)ちょっと面白みに欠ける。

ワルキューレを最強たらしめている強力な武器。
序盤ではほぼ最強、攻撃力自体も上位に入るが、 何と言っても遠距離から一方的に攻撃・殲滅できるのが大きい。 ただしベースダメージが低いし、状態異常の場合には投げると危険なので頼りすぎると危ない部分もある。

マジックベーン(中立)

  • あらゆる敵に追加ダメージ。加えて一定確率で様々な魔法的効果を及ぼす。
  • 追加ダメージ系の武器なので序盤から有効
  • 元の武器の命中率が高い。
  • 呪いを受けなければEの字を刻みたい放題。
  • 魔法防御能力をもたらし、しかも高確率で呪いに対して完全に抵抗する。
  • 中立以外の属性でもいちおう使用可能。

欠点

  • +3以上に強化してもあまり強くならない。魔法的効果の発動確率はかえって低くなるため、強化してもあまり有効でない。
  • 魔法に抵抗力のある相手には若干威力が落ちる(それでも混乱させたりするが)。
  • ダメージ自体は低いため、強敵との短期決戦には不向き。
  • 呪いの防御や魔法防御は装備しておく必要がある。

防御的な使い方が最適。特に攻撃手段を接近戦武器以外に用意していればきわめて有効。
しかしこれで強敵を倒すことも可能といえば可能である。防御が十全であれば素手でも何とかなるゲームだし。

レベル4:非常に強力なアーティファクト

エクスカリバー(秩序)

  • あらゆる敵にやや大きめの追加ダメージ。敵を選ばないのできわめて強力。
  • 追加ダメージ系の武器なので序盤から有効。
  • 秩序属性だと入手がかなり楽。特に騎士ワルキューレなら何の苦労も無い。
  • 強力な探索能力とレベルダウンへの耐性

欠点

  • 秩序の属性以外ではかなり使いにくい。
  • 追加ダメージ武器なので終盤ではわずかに見劣りすることもある*2
  • 大悪魔が必ず敵対的になり、また目の見えない敵にも追跡されるようになる。

入手の容易さと大きなダメージ、加えて探索能力と、とにかく便利。いくらか副作用もあるが。

アスクレピオスの杖(中立)

  • レベルダウンへの耐性がない相手にダメージ倍増+追加ダメージ+レベルドレイン
    まさかのハイブリッド型ダメージボーナス。追加ダメージの部分は倍増の恩恵を受けられないが、それでも威力面ではグレイスワンダーすら上回る。
    しかもレベルドレインの効果により、悪魔アンデッドを除けばほぼ全ての相手に永続的かつ致命的なダメージを与えられる。
  • 敵もレベルが1未満になると生命力が尽きたことになって即死する。HPが高くてしぶとい相手も問答無用で倒せるということ。
    • まあ、ダメージの面から言えばレベルが0になるより先にHPが尽きる方がよほど早いだろうけど。
  • 空腹を伴わない、HP回復力上昇
  • #invokeにより病気スライム化を含めた状態異常の確実な治療と体力回復。
    但し薬師以外はエネルギーの放射で殺されないように。
  • 戦いの苦手なクラス六尺棒の使えるものは多い。

欠点

  • 両手武器なので二刀流が使えない。
  • ベースダメージがあまり高くないので、悪魔やアンデッドには弱い。
  • ダメージ倍増系なので強化しないと真価を発揮しない(それでもエナジードレインの追加はある)。
  • 刃が付いてないので+7に強化するのが難しい。
  • 中立属性以外では使えない。
  • 願うときにスペルミスを起こしやすい(笑)。

超強力な武器だがクセも強い。どんな局面で使っていくかが鍵。

レベル3:強力なアーティファクト

フロストブランド(無心)

欠点

  • 冷気耐性がある相手には普通の長剣アンデッドには追加効果ナシ。
  • ダメージ倍化武器なのでどちらにせよ序盤戦ではやや使いづらい。
  • 敵の薬ビンを破壊することがある。

効かない敵もけっこういるが強化してから当たればデカい。
ファイアブランドとの違いはアスモデウスなどを除く大半の悪魔に有効な点。

権力の笏(秩序)

  • 自分と属性を異にする相手全てに命中率修正・ダメージ倍増。
    敵対的な多くのモンスターに対して有効。
  • 持っているだけで魔法防御力をもたらす。
  • #invokeにより闘争状態を引き起こすことが可能。

欠点

  • ベースダメージがあまり高くないため、属性が同じドラゴン悪魔には弱い。
    • しかし秩序の敵は数が少なく、また友好的なケースがほとんど。
  • 加えてダメージ倍化武器なので強化しておかないといまいち。
  • 刃が付いてないので+7に強化するのが難しい。
  • 基本的には秩序の属性でないと扱えない。
  • "笏"がなぜか変換できず大概"錫"とかになる(笑)。

武器としての威力も発動の能力もなかなか強力。4レベルにしてもいいくらい。
ベースダメージが低いと言うが、実のところグレイスワンダーと1点しか違わない。2倍しても微々たる差である。
ただしそのグレイスワンダーと違って(少ないとはいえ)一部の敵に対しては倍増効果が働かないため、そういった相手に対してはかなり見劣りする。ぶっちゃけ並の武器以下。
そういう意味ではグレイスワンダーよりミュルニールに近いタイプと言える。 また、所持しているだけで魔法防御能力を与えてくれるため、鎧やクロークの選択肢がかなり広がるのも魅力的。 ただ、魔法防御力をクエストアーティファクトのみに頼る場合、イェンダーの魔法使いとの戦闘で危険を招く可能性があることは覚えておこう。

村正の刀(秩序)

  • ベースダメージ最強武器
  • 全ての敵に命中修正と追加ダメージ。
    序盤から有効であり、大型モンスターに対してはミュルニールの電撃ダメージをも上回る。
  • 小型の敵や自分を飲み込んだ相手を一刀両断にすることがある。
  • 持っているとふつうさらなる幸運をもたらす。

欠点

  • 両手武器なので二刀流が使えない。
  • 追加ダメージ武器なので終盤では見劣りすることもある。
  • 秩序属性以外では事実上使えない。
  • 大型の敵には「一刀両断」が効かず単にダメージが倍増するだけ(それなりに凶悪だが)。

強いことは強いが、侍がもっとも得意とする「二刀流」を封じられる弱点はやはり大きいか?
だが錆びないし修正ナシでも非常に強力なので、「武器に魔法をかける巻物」が足りないときはかなり重宝。
逆に、余ってるときは微妙なところである。肝心なところで即死に期待するのは考えもの。
紫ワームジョウビレックスに決まるととても楽しいが、所詮はバクチである。

レベル2:そこそこ使えるもの

ファイアブランド(無心)

弱点はゲヘナの強敵や大悪魔、上位のリッチなどに効果がない点*3
あとフロストブランドよりも破壊してしまう物品が多いこと。
耐性は序盤で有効ながら攻撃面で決め手に欠けるのも否めない。

ストームブリンガー(混沌)

レベルドレインはそこそこ強いが、友好的な相手を殴ってしまうため序盤で使うには細心の注意が必要。
またベース武器が大型の敵に対してやや効果が薄く、そして悪魔アンデッドに追加効果がないという弱点がある。
普通の幅広の剣に比べて軽いのがまだ救いだが、ゲヘナでは役立たず確定か?

ダイアナの長弓(混沌)

反射能力がない場合には頼りになるが、強さ武器修正がダメージボーナスに貢献しないパワー不足な武器。アーティファクト中唯一の飛び道具なのが救い。
戦術の嗜好と、銀の矢や修正つきのがどれだけ手に入るかによるだろう。
いや、むしろ矢の入手手段としてのウェイトのほうが大きいかも??

ボーパルブレード(中立)

効かない敵はほとんどいないがダメージボーナス自体がヘボいので実はぜんぜん強くない。
ジャバウォック一撃とか、アスモデウスなどを正攻法で撃破可能というのは悪くないが、確率の低い首切りが発動するかどうかにかかっているのでどうにもバクチ要素の大きな武器である。
首切り発動率は5パーセント。これは村正と同レベルだが、あちらはそれに加えてベース武器も追加ダメージも大きい。
対してこちらは二刀流や盾装備というオプションを考慮しても、正直かなりしょぼい。

クリーバー(中立)

両手持ちでしかも重いことが最大の難点。それさえ我慢すればそれなりに強いのは強い。
ダメージ面ではエクスカリバー以上。しかし盾装備や二刀流ができない分、戦術の幅が狭い。
また、ダメージ倍化武器に比べると終盤はやはり多少見劣りしてしまう。
人型ペットに持たせてみるのもありかもしれない。重量問題も関係ないし。

スニッカーズニー(秩序)

クセは少ないが、いかんせん地味。エクスカリバーの下位互換的存在。弱くはないんだけどね〜。
とはいえ武器としての性能はエクスカリバーとほぼ同じ。命中率と大型の敵に対する攻撃力でほんのわずかに劣るが、はっきり言って誤差の範囲。
レベルドレイン防御、探索能力は他のアイテムでも代用が効くし、そもそも無くても困らないため、こちらが先に手に入ったらあえてエクスカリバーを狙わないのもアリ。 ただこちらは神から賜る必要がある分、大抵はエクスカリバー(というか長剣と泉)の方が先に手に入るだろうけど……。

  • 侍の優先アーティファクトなんだから、どうせならもう少し別な名前にして欲しかった気もする。刀の銘が横文字ってのはちょっと……。

サンソード(秩序)

永久光源になるし、稲妻や魔法の罠による盲目を防げるという、戦闘目的以外での用途で有効。
武器としてはベース武器が優秀かつアンデッド倍打なので他のゴミアーティファクトより数段マシ。
もっとも、シンボルLなんてのはこれで相手をするより、さっさと虐殺の巻物で根こそぎ消し去ってしまう方が賢明と言えば賢明。

武器を装備できるペットに持たせると面白いかも知れない。

レベル1:まあ使えないことは…

ウェアベーン(無心)

使える要素というのは「の武器」であるということ。それ以外に見るべき点はあまりない。ていうか完全にグレイスワンダーの下位互換。 こちらは獣化病にかからなくなるという効果はあるが、獣人なんて強力な武器を使っていれば攻撃を受ける前に倒せる程度の相手ばかりだから……。

グリムトゥース(混沌)

あらゆる敵にダメージボーナスが有効。でも弱い。使いやすい武器ではあるので序盤はこれも悪くないか。

スティング(混沌)

軽いし錆びないので、まぁお土産にでも。最序盤でオーク感知が使えないこともない。

デーモンベーン(秩序)

悪魔に対してのみダメージ倍増。基本的に出番は少ない。
第一、対悪魔でもの武器を使うのと大して変わらないような…。

レベル0:正直言って存在価値が…

トロルスベーン(無心)

元の武器が重すぎ、かつ威力も大したことがない。ダメージボーナスの相手が限定的すぎる。

オーガスマッシャー(無心)

ダメージ倍増にしても威力なさすぎ。+7までいってもドワーフのつるはしに負ける。
しかも、オーガは専用の武器がいるほど強くはない。

ドラゴンベーン(無心)

やっぱり威力がイマイチで、かつ重い。
この辺の武器は属性を持たないのでどの属性を選んでも要らん場面で出てくることが多い。モーロックの陰謀か?

オークリスト(混沌)

小型の敵に対してはそこそこの威力があるが、重い。
加えてオーク倍打なんて意味あるのか?
スティングに比べ「重い」という一点のみで利用価値が低い。

ジャイアントスレイヤー(中立)

巨人に対してダメージ倍増…といっても肝心のミノタウロスエティンタイタンに効果なし。
ベース武器は弱くないんだし、せめてこいつらに効くなら多少はマシだっただろうが…。