トップ > モンスター > L リッチ族 > アーチリッチ
arch-lich 'L'
橋のリッチではない。
最強のアンデッドであるリッチの中の、そのまた最上位の者である*1。
多彩かつ強力無比な魔法(召喚や強烈な打撃や呪いや防具破壊や即死など!)を使いこなすばかりか、非常に高い確率で魔法に対しても抵抗し、炎も冷気も、そして電撃さえも通用しない。アンデッドなので当然死の杖も効かないしジルワンもない。
なおかつ物理的防御力も非常に高く、ダメージを受けると瞬間移動能力で逃げてすぐさま回復するという、きわめて厄介な相手である。
ゲーム中でこれ以上に厄介な相手は、ほんの一握りしかいないであろう。
正攻法でも、魔法や呪いに対する万全な防御策を整えた上で、
素早さを限界まで向上させ、
さらに逃げ場を封じた上でこれも限界まで強化したグレイスワンダーやサンソードか、
それ以上の攻撃力のある手段で戦えば攻略できない相手ではないが…
そもそも戦うことそれ自体お勧めできない。
- それ以上の攻撃力のある手段の経験談:
弓がエキスパートであり、なおかつボーナスを受ける組合せだった場合、遠距離から祝福・+7強化済みの弓・矢を用いれば1ターンで屠ることもできた。
万一遭遇してしまった場合には、
強力な怪物を魔法で召喚してくるので争いの指輪などを使って同士討ちを狙うか、
紫ワームやコカトリスの死体や村正の刀などで一撃必殺を狙うしかないと思ったほうがいいだろう。
運良く階段が近くに有れば、地獄の大悪魔やクエストネメシスと対峙した時と同様、階段とEの字の組み合わせで対処する手も有る。
勿論、出来る事ならまず逃げた方が良い。
ペットにした場合のメリット †
- 小刻みにクラスチェンジするので育てやすい。最下位のリッチから育てた場合でも、見る見るうちにアーチリッチまで成長する。
- アーチリッチはもともとのレベルが高いので、成長限界も高い。
- 危険になったらテレポートで逃げるので生存率が高い。
- テレポートできるので迷子にならない。
ペットにした場合のデメリット †
- 情が移るので"L"を虐殺できない。
- 落し扉、別の階への瞬間移動の罠等で引き離されてしまった場合、再会する時が恐ろしい。
- 鍵のかかった部屋に置き去りにしても、すぐにテレポートで近寄ってきてしまう。
- @よりも先に敵と接触してしまうことが多い。それだけなら良いのだが、攻撃が冷気属性なので、敵の持っている薬を破壊しまくってくれる。
- 殺したくない店主と接触する時など、@と別行動を行う際は他の階に置き去りにする必要が有る。不便だし危険。
- 寒さへの耐性を持つ敵と戦っていると、無効化されたエフェクトが延々と表示されて鬱陶しい。
- アンバーハルクと遭遇すると泣ける。混乱したペットをこちらから攻撃して倒すわけにも行かず、かといって距離を取るために階段で逃げると野生化する危険性大。
- いっそのこと、アンバーハルクの方を虐殺するという手もあるが、何か本末転倒のような気もする。
- 骨ファイルのことを考えると、迂闊に死ねない。
よもやま話 †
- なんで「アーチリッチ」なの?
アークエンジェルのお友達かしら?
- arch-なんたらで、「首位の、主の…」という意味になる。リッチのトップということか。
- 原典のギリシャ語では「長」「卓越した」の意を持つ。
- 元がギリシャ語の「Archangeros(アルハンゲロス)」の英訳のため、これの発音は英語寄りではない。
- 「非歴史上」での発音は基本的に「アーチ」。ただし前述のarchangelの場合、例外的に「アーク」と読む。
そお!Arch angel←これはアーク・エンジェルと発音するのが正しい。これをアーチ・エンジェルと発音した頭の悪い少女マンガ描きがどっかにいたが 、彼女は自分があまり英語に造詣が深くないことを自覚していたので、ある日、念のために英語の辞書を引いてみたところ…
「が〜ん」 発音記号は明らかに「アーク」と発音せよと指示していた。哀れなマンガ描きに対する関係者の目は笑いを含む…
彼女は今、自らのぷっつんミスに怯えながら薄暗い部屋の片隅で、ひとり壁に向かって辻褄の合わないことをつぶやいている。
『笑う大天使』
川原泉、白泉社
関連リンク †