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"doppel"はドイツ語で、英語の"double"に該当する。 転じて、ドッペルゲンガーとは自分自身の分身のことを指す。 ドイツの伝承ではその姿を見てしまった者は数日のうちに死んでしまうと言われている。

また、ドッペルゲンガーは現代においても怪奇現象の一つとして取り上げられている。 米国大統領アブラハム・リンカーンや芥川龍之介といった人物がドッペルゲンガーを 目撃していたという記録が残されており、精神医学界でも昔からドッペルゲンガーに 関する様々な論文が書かれている。

NetHackでは

NetHackにおいてはその姿をランダムに変化させるシェイプシフターである。 しかしながら基本的に人間やあるいは巨人などの亜人種にしか変化しないため*1カメレオンほど凶悪無比なモンスターに変化することはあまり多くなく、また自身のレベルも高めで極端に浅い階に出現することも少ないため、そういった点を考えればカメレオンほどの脅威ではない。
ただし人間なので、同属の人が死体を食べたり捧げたりするのは 問題の元になる。その点では注意が必要。

まあ、食べると変化してしまうわけなのだが。

よもやま話

ヴァリアントにおける話

NetHack brassではランダムに変化するのではなく、プレイヤーのレベル・HP・装備をコピーするという無茶な仕様に変更されている。
ただし杖や薬、袋などは持っていないので、袋から杖などを出して攻撃することはできる。しかし攻撃と同種の耐性をプレイヤー自身が持っていたら効くはずもない。逃げて体勢を立て直しては再戦を繰り返すこともできるが、周囲の敵はドッペルゲンガーだけではない。もし挟撃されたら死を覚悟しなければならない。何にしても、相手が持っていないアイテムや手段で差をつけるしかないのだが、現実問題、そんなものは意外に限られている。
だから耐変化怪物の指輪が無いと、かなりの確率でどうしようもないことになる。

だがもし相手の武器や防具を盗めたなら*2、指輪がなくても勝てるだろう。
いくら耐性があろうとも、丸裸なら物理攻撃で一捻りだ(笑)。

なお、盗んだ物は装備して普通に使うことができるが、地面に置いたら崩れ去ってしまう設定になっている。

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