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Snickersnee ')'
素武器 :刀 属性 :秩序 標準価格:1200 命中率 :+1 ダメージ:小型d10 + 1d8 / 大型d12 + 1d8
As he squirmed and struggled,
And gurgled and guggled, I drew my snickersnee!
ああ,忘れまいぞ,
そが叫びし叫びを,
我は歯をきしらせるや,
すらりと抜けり,わが太刀を!喜歌劇『The Mikado』
Gilbert and Sullivan(訳:JNetHack - db)
侍であれば神から最初に賜る、秩序の銘刀。一撃必殺の魔剣でこそないが、敵を選ばず鋭い切れ味をみせる。
…要は、全ての敵に追加ダメージのある刀である。実は(特に序盤では)けっこう強いのだが、同じく秩序のアーティファクト、得物としての取り回しも近しいエクスカリバーが強力すぎるため、実に目立たない。 威力そのものはほぼ同等、対大型生物でごくわずかにエクスカリバーに劣る、という程度なのだが、命中ボーナス*2、及びレベルドレイン防御能力*3と探査能力*4の有無という三点で遅れをとっている。
敵を選ばず鋭い切れ味をみせるも、それに尽きるあたりはかなり武士道。
原語はオランダ古語「ナイフでの丁々発止」、まさしく「きったはった」。18世紀中頃以降、それに使うナイフ−広刃のもの、剣に似たもの、カットラス−自体も指す。今や雅語で、耳目にする機会はマチガイニッポンバンザイのイギリス喜歌劇『The Mikado』においてくらいらしい。
Do not confuse this artifact with Vorpal Blade.
いつのまにかジャバウォックに有効なことにされているような気がするが、実のところ、その…らしい。
混乱の原因は、"Jabberwocky"第5連「Snicker-snick!」。もちろんルイス・キャロルの念頭には「snickersnee」があったはずで、そういう意味では、ボーパルブレードのみならずスニッカーズニーもジャバウォックに効き目がある、という解釈も間違いではなさそうだが。
しかし、スニッカーズニーはあくまで刀を素武器とし、語義通りの「snickersnee」=「Snicker-snick!」ではなく、『The Mikado』直系、マチガイニッポン上等のオリエンタル・ファンタスティック・ウェポンと考えられる。
「岩に刺さったエクスカリバー」を社ロゴにしている「GERBER」社の廃盤品に、そのものずばり「Snickersnee」がある*5。同社製品には社ロゴのセンス通り、伝説の刃物の名を冠するものが多くあった*6。
アウトドアで振るえば故郷クエストの気分かもしれない。