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攻略情報コラム:職業あれこれ -

魔法のススメ

をはじめとする戦闘系の職業はあまり魔法が使えないが、終盤戦になれば魔法を使っても良いかもしれない。
特には他の戦闘系の職業に比べて、魔法を使いやすいと言える。

魔法の適性は野蛮人洞窟人よりはマシでワルキューレと同等。
このページより魔法適性値を抜粋すると、

野蛮人: 14
洞窟人: 12
侍、ワルキューレ: 10

この魔法適性値は小さければ小さいほど良い(魔法の成功率が高くなる)ため、この2〜4の差は小さくない。

またワルキューレは力の小手を装備することが多いため、小手によって魔法を阻害されてしまいやすい。
それに対し、侍ならば金属製装備をする必要性は全くないのだ。
おまけに二刀流や村正の刀を使うのであれば必然的に盾を手放すことになり、これまた魔法を使うのに都合が良い。

オススメ魔法は

そこそこ能力値とレベルを上げれば、50%以上の確率で魅了識別といった有用な魔法が成功するようになるだろう。
魔法使いのように100%確実というわけにはいかないが、2回に1回は成功するであろう魅了はゲヘナ天上界の攻略においては魅力的である。
侍は打たれ強いので、何回か魔法を失敗してターンを無駄に過ごすことに、それほどデメリットはない。

千里眼の魔法は侍が得意とする魔法である。
地図の巻物が十分でない場合、ゲヘナの迷宮を攻略する際に非常に役立つ。

また侍は、肉体派の職業の中では珍しく僧侶魔法スキルが熟練者まで伸びる*1
そのため、スキルポイントを少々割り振ってやるだけで造魔の呪文ペットを召喚したり、怪物を造る呪文で効率よく#offerをしたりと戦力の底上げが期待できる。

他にも攻撃魔法スキルが全職業中三番目に得意だったりと、意外な能力がある。

  • トップはもちろん魔法使い。二番手は騎士。
  • 野蛮人も熟練者まで伸びるが、あちらは基本成功率が全職業中最低…

魔法を使いこなすには

侍が魔法を(満足に)使うに当たっては、以下の物が必要である。

もちろん他の防具も、魔法を阻害しないよう(知性の兜以外は)非金属製のもので固めよう。

ちなみに、侍は小さな盾を装備しても、呪文の成功率が下がらない。
もっとも、ほとんどの人は二刀流をしたり両手持ちの武器を持ったりするために盾は装備しないだろうけど。

詳細

知力18で、レベルが21の侍がどれくらいの確率で魔法を成功させるかについて考えてみよう。とりあえず、スキルが入門者である侍が、魅了の魔法書を詠唱する場合を考える。

知力18なので、その5.5倍が基本成功率になる。すなわち、基本成功率は99%。しかし、この基本成功率に、詠唱時の困難さによる修正と、ペナルティがかかるので、実際の成功率はさらに低くなる。

まず、詠唱時の困難さによる修正を見よう。詠唱時の困難さは、魔法書の難しさ、魔法スキルの熟練度、および経験レベルによって決まる。

困難さ = (魔法書の難しさ×4)-(魔法スキルの熟練度×6)-(経験レベル÷3)-5

魅了の魔法書のレベルは3*2であり、魔法スキルの熟練度は、入門者の場合、0と見なされる。だから、ここでは、

困難さ = (3×4)-(0×6)-(21÷3)-5 = 0

ということになる。つまり、詠唱時の困難さは存在しなくなるのだ。先ほど、レベルが21必要だと言ったわけはここにある。難易度レベル3以下の魔法書を使うときに、困難さを負わなくてすむのである。難易度レベル4以上の魔法書を使う際には、困難さの影響を受けるが、vanillaの魔法で難易度レベル4以上のもので、有用なものはそれほど多くない。なお、侍がスキルを熟練者まで伸ばせる魔法(攻撃魔法と僧侶魔法)は、攻撃魔法7レベルの死の指以外はいずれも困難さのペナルティを受けることなく使用可能になる。使いどころは多くないが、これらも覚えておいて損はないだろう。

さて、詠唱の困難さがない場合、金属の鎧を身につけていなければ、魔法使用のペナルティは、職業によるペナルティのみである。これは、侍の場合、10であった。 さて、詠唱の困難さがない場合の、魔法の成功確率は以下の公式で決まる。

成功確率 = (基本成功率×(20-ペナルティ)÷15)-ペナルティ

基本成功率は99で、ペナルティは10だったので、

成功確率 = (99×(20-10)÷15)-10 = 56%

となる。というわけで、上述の条件をそろえるだけで、魅了、識別といった魔法*3が、2回に1回は使えることになる。

さらに、ローブを装備すると、ペナルティが8だけ減少する。つまり、上述の職業によるペナルティの10から8を引いて、ペナルティは2だけになる。すると成功確率は、100%になる。