bag of holding '('
旧名「保存の鞄」。この名前もこれはこれで良いような気もするが。
ほぼすべての種類のアイテムを個数の制限なく入れることができ、しかも中に入れたアイテムの重量を(入れている間に限り)実際より軽くしてくれるという非常に便利な鞄である。*1 願いまたはつるはしからの変化によって、油の塗られた燃えない鞄を得ることもできる。
祝福すればさらに中身を軽くすることができる一方で、呪われると逆に中身が通常よりかなり重くなってしまううえ、取り出そうとすると中身の一部が消失してしまう可能性があるという一筋縄ではいかない性質も持っているようだ。
ちなみに通常状態で中身の重さは半分になり、祝福されていればさらにその半分になる。呪われていた場合は中身の重さが倍の値として計算される。罰の巻物も真っ青の超重量だ。
そんなわけで、略奪者の友にして最後のブービートラップでもある。たくさんの戦利品を詰め込んで喜んでいたのも束の間、泉の水を飲んで呪われたり、誤って無力化の杖やトリックの鞄、スペアの軽量化の鞄を詰め込んで爆発させたりしてしまう冒険者は後を絶たないようだ。
呪われた状態で自然生成されることはない。
一方で骨が持っていたアイテムは高確率で呪われているので未判別の鞄をほいほい開けてしまわないこと。
(盲目でなければ)どのアイテムが消えていったかが表示されるので、お目当てのアイテムが消えたときにはショック倍満である。
そうならないためには、開ける前に呪いを解く必要がある。
なんとか持ち上げられるなら解呪の巻物や聖水を使うこともできるが、周りにモンスターが居るとかなり危険であるし、どう頑張っても持ち上げられないくらい重くなっていることもままあるため、安全に開けたい場合は無力化の杖を用意し、余計なものをどけてから鞄に向けて振るとよいだろう。
もっとも、無力化の杖で軽量化の鞄がただの袋になったりしないのは、考えてみると不思議ではあるのだが…。