[s]earch
キャラクターの周囲8マスを探査するコマンド。
隠れているものが範囲内にあれば、それが設備であれ怪物であれ発見することが出来る。
序盤において罠はある意味怪物以上の脅威であり、直接の死因となることも少なくない。
特に落し穴や矢の罠に時おり仕掛けられている毒と、
ノームの鉱山深層で見られる変化の罠は非常に危険なため、
毒への耐性および魔法防御能力を手に入れるまでは慎重に行動する必要がある。
未探索の部屋に入った時は、できれば全てのマスを探査して安全を確保しておきたい所である。
特に、そこをベースキャンプにするつもりなら尚更だ。
発見した罠は、[^]コマンドや[/]whatisコマンドで種類を確認しておこう。
隠し扉と隠し通路は発見できなくてもあまり困らない事が多い。
確実に存在するであろうと推測できる時や、下り階段が見つからない時、店がありそうなのに見つからない時などに、重点的に探せばいいだろう。
天井に隠れた岩喰いやラーカー、アイテムに化けたミミック、アイテムの下に隠れた蜘蛛や蛇などを発見できる。
店の売り物をチェックする際に安全を確認したり、倉庫番の最上階に潜んでいるであろう巨大なミミックを発見したりするのに役立つかもしれない。
探査は必ず成功するわけではなく、能力値が低いうちは見落としも多い。
万全を期す場合は複数回実行すればいいのだが、その場合は[n]キーを併用すると操作がしやすくなるだろう。
たとえば「n10s」と入力した場合は、10回探査を実行することになる。
なお、hjkl移動をしている場合は単に「10s」でよい。
探査能力があるなら、コマンドを用いなくても毎ターン自動的に探査が行われる。
手に入れたら有効に活用しよう。
迷宮の探索は危険であり、いくら慎重に行動しても慎重すぎることは無い。
…と言いたい所なのだが、探査の実行には時間が必要であり、その間にもカロリーは消費されていく。
また、迷宮のどこかで新たな怪物が生まれ、あなたに襲いかかってくるかもしれない。
恐らくは存在しないだろう罠のために迷宮の全てを入念に探査することは無為であり、 無為に時間を過ごすことは、この迷宮ではより死に近づくことを意味する。
このコマンドを実行する上で重要なことは、最小限の回数で最大限の効果を挙げる事である。
よく周りを見ずに歩き回って死ぬことは初心者にとってありがちだが、逆に慎重になりすぎることで、結果として餓死してしまうのもまたありがちな失敗だ。
何度か冒険を重ね、効率の良い行動のスタイルを体に覚えさせることが、迷宮を生き抜く上での第一歩となるだろう。