The Dungeons of Doom
床に落書がある. あなたは読んだ:「よく来たな」
NetHackで探検するメインダンジョン。
さまざまなアイテムが転がってたり、モンスターだらけだったり、 誰が作ったか知らない流し台や罠があったりするこの不思議な迷宮で、 @はペットと共にイェンダーの魔除けを探索する。
イェンダーの魔除けはこの迷宮の奥深くにあるといわれている。
ゲームをスタートすると、あなたは地上に通じる地下1階の階段に立っている。
いきなり上ってはいけない。後退するカラテカのようなものだ。
運良く生き残れて、イェンダーの魔除けを持ち帰ったときにはまたこの階段を上ることになるだろう。
全てはここで始まり、ここで終わる。
このクッキーには紙切が入っている.それを読んだ: 迷宮からの脱出は,終りの始まりに過ぎないらしい.
運命の大迷宮にはさまざまな分岐がある。ノームの鉱山、倉庫番、クエスト…
そして迷宮の最下層には城があり、ゲヘナへの入口、死の谷へと通じる。
2chの過去スレッド"NetHack 地下:10"より――
ここは運命の大迷宮。ここではモンスターたちが争うことなく平和に暮らしていました。 この洞窟内では何故か腹が減らず、敵を殺し死肉を貪り食う必要などなかったのです。 あちこちに食べ物が落ちているのですが、それを拾って食べるものなどもいませんでした。 また憎しみも悲しみも裏切りも主従関係も一切存在せず、モンスターが他のモンスターを 攻撃することなど考えられませんでした。 武器や防具はファッション以外の何の意味も持ちませんでした。 さらに不思議なことにこの洞窟内では決して年を取りませんでした。 もしかしたら時間の流れさえ存在しなかったのかもしれません。 不思議な力を持つ薬瓶や、神秘的な文字が書かれた洋皮紙の書物など、 忘れられた時代の遺物があちこちに落ちていましたが、 ほとんどのモンスターはそれらの効果など理解できませんでした。 ただ、それが自分にとって有害かどうかだけはなんとか判別できました。 それらを理解できるごく一部のモンスターでさえ、それらを利用しようとはしませんでした。 利用する理由や意味もなければ、価値もなかったのです。 そのうちそれらのアイテムを集め、お店ごっこをはじめるモンスターもあらわれました。 もちろん商売として成り立つはずがありません。 しかし彼らは多くのアイテムを所有しているというだけで満足でした。 お金は美しいという以外何の意味も持ちませんでした。 争いもなく、飢えもなく、老いすらないこの世界で、死など全く考えられないことでした。 悲しい時代に作られた罠がまれに残っており、それにより死ぬモンスターがまれにいる以外、 この洞窟にすむモンスターは決して傷つくことも、まして死ぬこともありえませんでした。 そう、アイツがこの洞窟にやってくるまでは…