杖を[a]pplyコマンドで使用することによって、杖にチャージされた魔力を解放することが出来る。
解放された魔力は使用者を中心に周囲8マスを巻き込んで爆発するため、自爆技として敬遠されがちだ。
しかし範囲攻撃手段が極めて少ないvanillaでは、魔力の解放はモンスターに囲まれた状況において有用な攻撃手段となる。
杖から解放された魔力によるダメージは、チャージの量に比例する。杖のチャージが0だと、例外なく何も発生しない。
ただし、手がないモンスターに変身している場合は、(出来そうな気はするが)杖を折ることが出来ない。
また強さが10以上ないと、今度は杖自体を折ることが出来ない。初期パラメータの低い魔法使いなどは注意されたし。
なお、魔力の解放は[a]pplyコマンドで杖をへし折った時にのみ起こる。敵からの電撃などで杖が爆発したときには起きない。
SLASH'EMでは、恐ろしいことに敵からの攻撃等で杖が爆発しても魔力の解放が起こる。 死の杖なんか持っていた日には・・・
これらの杖はチャージの有無に関わらず、へし折っても何も発生しない。へし折りマニアは存分にへし折ってよい。(さすがに願いの杖は勿体無いが)
これらの杖は魔力が解放され、さらに杖独自の追加効果が派生する。詳しくは下記を参照。
ダメージ自体は魔法防御能力で軽減可能。
こちらは魔力の壁ではなく、振ったときと同じような魔力が解放される。ダメージの軽減にはそれぞれの耐性が必要なので注意。
詳しくは下記を参照。
魔力の解放は爆発ダメージだけでなく、杖自身に込められた魔法も同時に作用する。
爆発ダメージ→魔法の順番で発動*1するのだが、当然、有益な効果もその逆も存在する。
魔法は自身やモンスターだけでなく、範囲内(周囲8マス+自分の位置)の設備や床のアイテム、インベントリにも影響を与える。
純粋なダメージ源として活躍してくれるだろう。
吹雪の杖・炎の杖はアイテムが保護出来ない点に注意が必要。
他の杖と違い、雷の杖のみチャージによるダメージ倍率が高い*2。
切り札中の切り札となってくれるだろう。
眠りの杖・減速の杖は有利に働くが、透明化の杖・加速の杖は不利に働く。とはいえ相手は手負いになるのでそこまで危険ではない。
範囲内のもの全てを散り散りに瞬間移動させるため、仕切り直しにもってこいの効果を発揮。
アイテムまで散り散りになる所が面倒臭い。
まばゆい光で盲目状態となり、範囲内が灯りで照らされる。
元々チャージが多い状態で作成される杖なので、ダメージソースとしては意外と強力。
ダメージによって死亡し、且つ死体を残したモンスターは即座に蘇生(!)される。
ちなみにダメージによってプレイヤーが死亡しても、蘇生させてはくれない。これは@さんが死体を残さず、「墓に入る」ことを義務付けられているからだ!
猛烈に変化の嵐だ。なぜか自分のインベントリのアイテムだけは影響を受けない。
壁や扉を破壊しつつ、落し穴か穴が周囲8マス+足元に作成される*3。
変化の罠や別の階への瞬間移動の罠などのやっかいな罠を踏まずに強制的に変化させる効果は期待出来るが、あまり有効とは言いがたい。魔法防御能力がない時はダメージを食らうし、防御できて掘削可能なフロアであれば踏んでからつるはしでも使えば良いからだ。
あなたのアイテムが無力化されてもいいならやってもよい。
状況はさらに悪くなるだろう。*4
自身に振ったときと同様、魔法防御能力で無効化出来ない。命の魔除けに価値を感じない人はどうぞ。
実際に使えるシチュエーションを紹介しよう。 もちろん魔法防御能力を身に付けていることが前提だ。
最初からモンスターが大量に配置されている状況では切り札と成り得る。ただし普通は通路などで個別撃破できるだろうから、あまり有効とはいえない。
いちいち相手をするのが面倒臭い時に。
初めから囲まれた状態で、しかも通路などに退避することが出来ない、まさに魔力が輝く瞬間である。
これにより安心して魅力や魔力を上げる事が出来る。
魔法の罠と同様、水ヘビに囲まれた時に。
これも魔法の罠と同様だが、この時点で魔法防御能力が手に入っているかは疑問。
高レベルのモンスターは何らかの耐性を持っているので、最も効果の大きい杖を選択出来るかどうかがカギ。
群がる魑魅魍魎どもを一掃。出し惜しみは無意味なので、ガンガン使っていける。
衝撃の杖や矢の杖はどうせ中盤以降腐るほど手に入る。他の杖だって全部使い切るのは困難。だったらバキバキ折ってドーンとデカイ花火を上げろ!@の人生太く短くだ。