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flail ')'

不確定名:-
攻撃種別:殴打
スキル :フレイル
材質  :鉄
重量  :15
標準価格:4
命中率 :+0
ダメージ:小型d6+1 / 大型2d4

連接棍棒。持ち手と打撃部が分かれたヌンチャクのような武器。

そもそもフレイルとは、持ち手と打撃部が可動するように鎖や金属環で繋げ、 遠心力を利用して対象を打ち据える武器の総称である。

最も原始的なフレイルは穀物の脱穀を行う「穀竿」を武器に流用した、 長さの異なる棒を金具で繋ぎ合わせたものである。 長いほうの棒が持ち手、短いほうの棒が穀物袋(打撃部)となる。 これを対象に打ちおろすと、打撃部の軌道が予測のつきにくいものになるので避けにくく、 なおかつ遠心力を利用した高速な打撃を与えることができた。

のちに打撃部の棒には棘がつき、棒状だった打撃部は金属棒や分銅になり、 金具はより遠心力をつけられるように鎖になり、打撃部は最後には棘つき鉄球に変化した。

特に打撃部が棘つき鉄球であるものをモーニングスターと呼び、 さらに小型の棘つき鉄球のついた鎖を3本にして威力を増したものをスコーピオン・テイルと呼ぶ。

最も原始的な棒状の打撃部を持つフレイルは後に連節棍と呼ばれるようになり、 可動部の数も増え、三節棍などに発展した。

NetHackでは

片手武器としては意外と痛いダメージを与える事が出来、軽さもそれなり。

  • というか短剣とほぼ一緒、小剣の半分ってのはさすがに軽すぎるんじゃなかろうか。

性能は幅広の剣とほぼ同じ。あちらは小型2d4に対して、こちらは大型2d4とより合理的だ。何より重量が5分の1で済む。
このゲームでは何故か鈍器系が冷遇されているが、そんな中でこのスペックは非常に優秀と言える。
僧侶レンジャー、片手武器が弱い洞窟人なんかも積極採用してみてはどうか。

唯一最大の欠点は、これをベースにしたアーティファクトが存在しないこと。
それでも僧侶にとっては最強の片手武器であり、混沌属性で権力の笏ミュルニールアスクレピオスの杖が使えない、あるいはアーティファクトを願わない自発的挑戦中であれば十分実用に値する。
ひっかけ棒とスキルが共通している点も魅力である。

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