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spellbook of levitation '+'
難易度 : 4 流派 : 脱出 種類 : NODIR (目標指定なし)
呪われていない、もしくは(脱出系魔法に熟達していれば)祝福された浮遊の薬と
同等の効果を発揮する魔法。
難易度の割には実用性が非常に微妙である。
浮遊の靴や指輪と違い、敵に効果を打ち消されたりすることがないという利点も無いことはないが、持続時間が不安定という致命的な弱点がある。特にスキルが低いうちはきわめて不安定であり(運が悪いと十数ターンで切れてしまう)しかも自分の意思で地面に降りることもできず、実用性はほとんどゼロと言っていいだろう。
スキルが熟練者以上になれば確実に250ターン程度持続し、しかも自分の意志で好きなときに解除できるようになるため、水地形を渡る手段としてもある程度は安心して使えるようになる。
しかしながらこの系統の魔法が安心して使えるほどに習熟し*1、しかも運良くこの魔法書が手に入っていて、その上で他の浮遊手段がない、という状況などほとんど存在しないのではないだろうか?
しかも悲しいかな、これが実用レベルにあるということは、ほとんどの水地形*2を跳躍の呪文だけで攻略できてしまうということを意味するのだ。こちらの手段であれば(手間こそかかるものの)常に陸地を歩くため、絶対に溺れることがない。
まったく、敵に打ち消されない(=溺れない)という唯一のアドバンテージすら揺らいでしまうとは……。
結論として「使えない魔法トップ3」の座はほぼ揺るぎないであろう。
なんとしても強引にこの魔法に活路を見出すとしたら、ほこりに書いたEの字を消さないためにその場で浮遊し戦闘を継続する、などといったものが挙げられるか。
…さっさと矢の魔法や魅了の魔法で蹴散らした方が早そうではあるが。
スキルが高ければ(本来飛行できない種類の)乗用ペットごと浮遊することができるため、どうしてもマストドンだのケンタウロスだのに跨ってクリアしたい、という人には使い道がないこともない。
……が、そもそも魔法の笛があれば自分だけ水地形を突破して呼び寄せるという手段が取れるため、やはり必要性という意味では薄いだろう。