2chでよく話題になるTelnetでのNetHackサーバー。
http://alt.org/nethack/ にどうぞ。
完全に英語なので日本人にはほんの少し敷居が高いのかもしれないが、 辞書を片手にレッツトライ!

ハイスコアや死因や人気のある種族・職業などの各種統計情報を集計しており、 また他人のプレイをリアルタイムに覗いたりもできるので大変に面白いと思う。
初心者のありがちな最期から上級者の見事な危険回避、脱出劇、チキンな人やあるいは廃人のabuseしまくりなプレイまで何でもござれ、といったところ。

また、他人の残した骨ファイルがゴロゴロ出てくることが多いので普通にプレイするよりも難易度が若干低めなようにも思われる。

接続がプチプチ切れることがたまにあるのが難点か。

サルでもできる alt.org

Windows の人向け

用意するものは、Tera Term Pro などのTelnetクライアント。
マニア向けで PuTTY という選択もあるかも知れない。
win2k や winXP ならば、win標準のtelnetを使っても構わない。っていうかむしろベスト。色とボールドの再現は完璧。しかしOPTIONS:DECgraphicsが再現できないようなのでやや不満が残らないでもない。

  1. ダウンロードする
    1. Tera Term Pro (Teranishi氏オリジナル版) Vector, 窓の杜
    2. Tera Term Pro 日本語版 (インストールした Tera Term Pro に上書き)
    3. UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2 (UTF-8対応など機能追加版) Vector
  2. インストールする
    ここの解説ではTeranishi氏オリジナル版をインストールしたとする
  3. 立ち上げる
    1. 接続しようとするので、初回起動時はとりあえず Cancel
  4. ターミナルタイプを設定する
    1. Setup -> TCP/IP -> Host list に nethack.alt.org を追加
    2. Setup -> TCP/IP -> Telnet をチェックする
    3. Setup -> TCP/IP -> Term Type の個所に xterm と記入する
    4. Setup -> Save setup
  5. 念のため Tera Term を再起動
  6. nethack.alt.org に接続する
    1. login 時のプロンプトが多少崩れる場合があるので、その時は Term Type を再度 vt100 にし、慣れてからのほうが良い
  7. うまー

Tera Term Pro は基本的にどれでもOK。ただし、日本語版とUTF-8対応版は色変更ができるので、(カスタマイズして)色の再現度を高くできる。変更方法はそれぞれのドキュメントを参照。

linux の人向け

xterm だと色がつく。kterm 等、他のターミナルソフトを使いたい場合は、csh, tcsh な人なら、

> setenv TERM xterm

とかで、sh, bash の人なら

$ export TERM=xterm

の設定で幸せになれるかも。

ターミナルソフトが立ち上がったら、おもむろに

> telnet nethack.alt.org

ただし、nethack が始まる前のメニュー画面がボロボロになるので、本物の xterm 等でメニュー操作を覚えてから、この kterm 作戦を行ったほうが良い。nethack が始まってしまえば xterm と kterm での大差はない。それなら xterm で良いのではないかと思う。

オプションファイルの編集

他人のオプションファイルを見てみたい

http://alt.org/nethack/rcfiles.php
watch モードで見ていてオプションに関する疑問があったら、メールデーモンで本人に直接聞くのも良し。ですが、シャイな方はここから密かにオプションファイルを参照する事が可能です。

あまりオプションに詳しくないんだけど・・・

http://alt.org/nethack/webconf/nethackrc.php
メニュー選択方式で、主だったオプションが設定できます。全くの白紙状態からならば、この webconf でオプションファイルの雛型を作ることをお勧めします。

もっと自由に設定したい!

http://alt.org/nethack/webconf/nhrc_edit.php
巨大な入力フォームで自由にオプションファイルを変更できます。手元のオプションファイルを貼り付けてもよし、alt.orgで使っているオプションファイルを手元のエディタで編集してから再度貼り付けてもよし、直接フォーム内で編集してもよし。下記 vi よりも自由度が高いのでお勧めです。

どうしても vi を使いたい!

c) Change password
e) Change email address
o) Edit option file
w) Watch games in progress
p) Play NetHack!
q) Quit

この画面で o を選ぶとオプションファイルを編集することができる。このtelnet越しのエディタは vi なので非常に癖が強い。

セーブせずに vi を終了するには、 「ESCキー、コロン、小文字のQ、ビックリマーク、エンターキー」と押せばよい。このキーストロークを以下 (esc):q!(ret) と記述する。

セーブしないで終了:q!(ret)
セーブして終了ZZ
セーブして終了:wq(ret)
セーブ:w(ret)
カーソル左h
カーソル下j
カーソル上k
カーソル右l
カーソル左上y
カーソル右上u
カーソル左下b
カーソル右下n
普通の文字列の挿入*1i普通の文字列(esc)
普通の文字列の挿入a普通の文字列(esc)
新しい行の挿入o新しい行(esc)
新しい行の挿入O新しい行(esc)
行の連結J
一字削除x
一行カットdd
一行ペーストp 又は P
アンドゥu残念ながら alt.org の vi には無いようだ

以前はこのインターフェースでの直接編集を余儀なくされたが、現在では、上記のとおり alt.org/nethack/ のウェブページから "NetHack WebConf" で、ほとんどのオプション設定をカンタンに編集できるようになったため、viインターフェイスが苦手な人*2でも問題は無いはずである。

関連リンク