yellow mold 'F'
わがはいはネコである。なまえはモ…、モ……なんだっけ? よくわかんない。なんかあたまがクラクラするしぐるぐるする。 たしかきいろいのにじゃれてぱんちしてかみついてにがくて……どうなったんだっけ? むこうではおおきなネコジャラシがひっしにねこかんへビーダマをぶつけてる。 みるまにネコジャラシはカツブシになって、ブラシになって、けいとだまになった。 わーい、けいとだまだ! じゃんぷ! なつかしいにおいのするそのけいとだまはぎゃっとないてつぶれた。れべるがあがったきがする。
黄色モールドはその名のとおり、黄色い色をしたカビ(mold)の集合体である。
日の光の届かない迷宮の奥、あたり一帯に広がり侵入者を待ち構えている黄色いその姿は不気味ですらある。
苔の怪物とは違い、不用意に足を踏み入れたり武器で叩いたりすれば黄色モールドは破れ胞子を噴き出す。
この胞子には強い酩酊効果(婉曲表現)があり、吸い込むとめまい状態に陥ってしまう。
また、死体には脳の情報伝達系を混乱させる作用 (政治的に正しい表現*1)があるので 口にしてはいけない。
幸い動きが非常にトロい――いやトロいなんてものではなく動かない――ので、直接攻撃せずそばから必死に石でも投げつけてやれば十分対処できるだろう。
ただし、ペットがいる場合はペットが黄色モールドを攻撃してしまってめまいに陥る可能性があるので注意を払う必要がある。