barrow-wight 'W'
冷えよ、手と胸と骨、
冷えよ、石の下の眠り。
石のふしどに、もはや覚めるな、
日が絶え、月が死ぬ時まで。
黒い風に、星々も死ぬだろう。
その時もなおこの黄金の上に、
横たわっておれ。
死んだ海と枯れた陸を、
冥王がしろしめす時まで。指輪物語「旅の仲間」
J.R.R.トールキン/瀬田 貞二・田中 明子 訳、評論社
指輪物語由来のモンスター。
barrowは「塚・古墳」、wightは古英語で「人間」を指すわけで、瀬田貞二訳によればそのまんま「塚人」。要するに、塚に葬られた古代の人の亡霊である。
作中では、大きな墓に葬られていただけあって刀剣や宝飾品など立派な副葬品と共に眠っていた。
他の亡霊(W)と同様のレベルドレイン能力を持ち、更に若干の術師系魔法も操る。
だが、このゲームではそれほど強い敵ではない。
このゲームでもきちんと長剣とナイフとで武装した姿で登場する。 リアルラックに恵まれていない秩序の@にとっては、ある意味ありがたい存在であるとも言える(ひどい)。