crysknife ')'
未識別名:- 攻撃種別:切断 スキル :ナイフ 材質 :鉱石 重量 :20 標準価格:100 命中率 :+3 ダメージ:小型d10 / 大型d10
ワームの歯に武器に魔法をかける巻物を使用することで作成できる。
命中率が高く、ダメージも高い最強片手武器の一つ。 しかも材質が材質なので錆びたり腐食したりする事がない。 この一本のためだけにナイフのスキルを入門者に上げる価値はある。
でも、生産方法がめんどくさいためなかなか使われない。強いのだが……。
「固定」しない限りは、手放したとたんにワームの歯に逆戻り。 これまためんどくさい。固定するためには、混乱状態で武器に魔法をかける巻物を読むなど、通常武器を防水加工するのと同じ方法が使える。
世界中で1000万冊以上売り上げたというフランク・ハーバートのスペースオペラ 「デューン」に登場する惑星アラキスの砂漠の民フレーメンの武器で、 砂漠の守護者であるサンドワームの歯を加工したもの。 ひとたび鞘から抜かれると血を吸わせるまでは鞘に戻してはいけない。 装備をはずすとワームの歯にもどるのは小説中の設定どおり。
宮崎駿の「風の谷のナウシカ」が「デューン」に影響を受けたのは (その筋のひとには)けっこう有名。 つまり砂漠=腐海、サンドワーム=王蟲、で、クリスナイフ=王蟲の殻の剣。 ほかにもオーニソプターとよばれる羽ばたき飛行機械とかが登場する。
話の筋としては伝説の救世主ものだから、 ストーリーもなんらかの影響を与えているのかなぁ。 ちなみにデューンの主人公は男。
うねった刃が特徴の、マレー半島に伝わる短剣"クリス"は綴りが"kris"なので注意。 デューンのクリスナイフもマレーのクリスナイフから影響を受けているのかも知れないけど。
ちなみに「一度抜くと血を吸わせるまで鞘に戻してはならない」というのは、ククリナイフ(これまたマレー半島に伝わる、湾曲した大型ナイフ)の伝説と一致する。
ただしこれ、実際には外国人観光客をおどかすためのジョークらしい。
SLASH'EMではダメージが更に大幅に強化(d20/d30)されている。 アーティファクト以外では正真正銘の最強近接武器であろう。