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chrysoberyl stone '*'

未識別名:黄色い石 (yellow gem)
材質  :宝石 
重量  :1
標準価格:700
硬度  :5

ベリリウムとアルミニウムとの酸化物(科学組成BeAl2O4)。

あまり馴染みのない宝石のように思われるかもしれないが、キャッツ・アイやアレクサンドライトという名をいえば判ってもらえるだろう。
キャッツ・アイとは、元々シャトヤンシーと呼ばれる猫の目のような光学的効果を持つ宝石の総称で、シリマナイトやアパタイトでもみられるが、一般にはこの金緑石のものをいう。アレクサンドライトとは、昼光で緑〜青、白熱光で赤く輝く宝石である。いずれも非常に希少な宝石だが、ただの金緑石の場合さしたる価値は無い。

色は黄色が基本だが、不純物によって緑、茶、蜂蜜など様々な色を帯びる。黄色は微量の鉄を、アレクサンドライトは酸化クロムを含む。

現実世界での硬度は8.5とルビーに次ぐ硬さのため、時計の軸受けや装飾品の台座などに多用されていたが、NetHackの世界においては、なぜかしら硬度が低い。*1

語源

ギリシア語の”khrusos(金色)"、"beryl(緑柱石)"に由来する。つまるところ「金色の緑柱石」。
昔は緑柱石の一種と見なされていたためだが、1789年独立した鉱物であると認められた。
アレクサンドライトは1834年4月、ロシアの皇太子アレクサンドル2世成人の年に、エカテリンブルグの北90km程の地点にあるタコワヤ川のエメラルド鉱山で発見されたことに由来する。

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