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jade '*'
未識別名:緑の石 (green gem)
材質 :宝石
重量 :1
標準価格:300
硬度 :6
青緑色の宝石。
エメラルドと共に5月の誕生石。
NetHackにおいては価値の低い宝石とされているが、古来から数多くの国で貴ばれてきた宝石である。日本の勾玉、中国の玉(ぎょく)、南米のマスクなどが有名。
硬玉と軟玉 †
翡翠には透明度が高く硬い「硬玉」と不透明で軟らかい「軟玉」の二種類が存在する。
実は、これらは鉱物としては全くの別物である。
硬玉(ジェダイド(Jedeit)/ひすい輝石) †
- 硬度: 6.5〜7
- 化学組成: NaAlSi2O6
ひすいの硬玉の場合、純粋なものは無色だが、組成式のAl(アルミニウム)の位置に
部分的にCr(クロム)が混じることで緑色を帯びる。
軟玉(ネフライト(Nephrite)) †
- 硬度: 5〜6
- 化学組成: Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2
ひすいの軟玉は花瓶や香炉などの彫刻に使われることが多いが、装飾品として使われることはまずない。
語源 †
「翡翠」という漢字は、鳥のカワセミを意味する。
翡はカワセミのオス、翠はカワセミのメスを表すのだが、
ヒスイの色合いがカワセミの羽に似ていることからこの名がついた。
本来、翡翠はカワセミの別名で、青緑色の美しい玉をカワセミの羽色になぞらえてヒスイと呼んだ。
国民百科事典――11
下中邦彦、(株)平凡社
JNetHackにてひらがなで表記されているのは、おそらく鳥のカワセミと混同しないようにという、当時の翻訳陣の配慮であろう。
"jade"という英語は、スペインがメキシコを征服したときに、この宝石を略奪した人の名前から取られた。
豆知識(占いクッキー) †
- 中国の故宮博物館に所蔵されているヒスイの彫刻の原料はタイ産である。
- ニュージーランドのマリオ族はひすいのことを「斧の石」と呼び、斧の材料として使用していた。
- メキシコのトルテカ遺跡ではヒスイの仮面が発見された。アステカでは装飾品としてヒスイが多用されていた。
- 日本の新潟県糸魚川市にヒスイの加工遺跡が発見されている。古代日本では、ヒスイを用いて勾玉などを制作していた。
- 日本での翡翠の産地は、糸魚川地域が最大で、それ以外では鳥取県若桜、兵庫県大屋、岡山県大佐、長崎県長崎市、北海道などで産出する。
- 世界での翡翠の産地はミャンマー、カザフスタン、アメリカ、ロシア、グアテマラなどが有名である。
- アマゾナイト皇国の王妃「ヒスイ」は姉妹の「パール」「オパール」の母親であり、ビーストマスターである。(でたとこプリンセス・奥田均)
- アステカ文明の神、ケツアルコアトルはテオティワカン遺跡で翡翠に封印されていた。翡翠峡奇譚・広江礼威
- 遠野家の双子のメイドの妹「翡翠」は一見無表情で、指ちゅぱで、洗脳探偵と呼ばれている。(月姫・type moon)
関連リンク †