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キャラクター紹介:武闘家(monk)
#contents
*紹介 [#l0c2b47f]
|CENTER:|LEFT:|c
|[[祭式]]|[[Chinese>祭式#Chinese]]|
|使用可能種族|[[人間>種族/人間]]|
|初期属性|[[秩序]]/[[中立]]/[[混沌]]いずれも可|
|初期[[ペット]]|[[仔犬]]または[[小猫]]|
たぶん[[僧侶]]から分化したものと思われる職業。~
だが、このクラスはあくまで「修道士」であり、武術を習得することでひたすら自己の肉体と精神を鍛錬する者たちである。(("[[薬師]]"が「[[ファイナルファンタジー]]V」のジョブの名称からならば、この"モンク"クラスの日本語名は元を正せば「[[ドラゴンクエスト]]III」からの引用であり、宗教やら精神修行やらとはあまり親和性がなさそうに見える。そしてこのゲームとは違って、おそらくは、鍛錬することより戦うことに重点が置かれているものと思われる。))
僧侶と同じく3つの属性のどれでも選ぶことができるが、こんな自己鍛錬にいそしむのはどうやら人間だけのようで他の種族は選択できない。~
その割には、やってることを考えると[[混沌]]は不似合いなような気もするが。
独特の厳しい戒律を自らに課しており、非常に特殊(かつ、かなり自虐的)な特色の目立つ職業である。
-[[菜食主義>自発的挑戦/食べ物に関する挑戦#vegetarian]]を旨とし、怪物の[[死体]](例外あり)や肉でできたもの((元が[[石]]ころであっても))を食べるとペナルティーを受ける
--その代わり、食餌に頼らずとも多くの耐性や能力を鍛錬(=レベルアップ)により獲得できる
-徒手格闘が得意。一方、使える武器のスキルをほとんど持っていない
-胴[[鎧]]をつけると攻撃命中率に致命的な下方修正を受ける
--但し中盤〜終盤ともなれば、鎧のペナルティーを克服することも可能ではある。詳しくは後述。
*どんな感じ? [#md414b0d]
考える必要のある事柄が最も多い職業だとも言えるだろうか。~
序盤は楽で、中盤に差しかかるとだんだん辛くなってくるというけっこう珍しいタイプの職業である。
**序盤は楽 [#wd2f6c32]
序盤はすんなり切り抜けやすく、初心者が試しにプレイしてみる分には悪くないかもしれない。~
最初から[[ローブ]]と[[革の手袋]]を装備しており、[[魔法書]]も1冊だけだが持っている。~
またレベルさえ上げていけば、比較的早くからあっさり[[毒への耐性]]や[[警戒能力]]などを獲得できる。~
それに、武器や胴鎧がまともに扱えない分、それらの入手を気にせずにサクサク進めていけるのも利点といえば利点。
**苦行 [#q56cffc1]
しかしながら、中盤以降はだんだん通用しなくなってくる。~
マジメに[[クリア>昇天]]を目指す場合、基本的には上級者向きと見たほうがいいだろう。
というのも、前述したいわば二律背反とでもいうべき要素がネックになるためである。~
迷宮内での入手品の活用を前提としているこのゲームにおいて、序盤〜中盤でよい武器、よい防具、よい死体(笑)を手に入れた(または[[その機会に恵まれた>願い]])としても、それらを有効利用できないのは辛いものがある。
特に打撃力は、このゲームにあっては強力無比なこと知らぬ者のない武器[[アーティファクト]](や、他の強力な武器)を使う場合と使わない場合との開きは相当なものがある。それでも何とかなるにはなるが…。~
食事制限のペナルティーはレベルアップによる耐性・能力の獲得のしやすさによって緩和されるからまだよいが、鎧のペナルティーはそうはいかない。ミスリル服はともかく、[[ドラゴンの鱗鎧]]の防御力と耐性を活用できないのはきつい。~
というより、これらの強力な装備に替わる救済策がないというのが真の弱点なのかも。
魔法に関しては、多彩な領域のスキルを習得できるため、実は魔法主体での行動には割と向いている。~
が、攻撃魔法がもう一歩という印象だし、[[魔力]]も専門職ほどには高くないし、[[騎士]]や[[魔法使い]]のような補助的なアーティファクトがあるわけでもない。
結局のところ、どちらかというとNetHackに最近公式に加わった新要素とでも言うべき「[[自発的挑戦]]」のためにあるような職業と言っていいかもしれない。~
何も考えずに進めていくと、ファイターとしてもマジックユーザーとしても実に中途半端。~
立場的になかなか難しいところではある。
*攻略情報 [#j4f5d0e0]
**攻略スタイル [#x71e2e0b]
基本的には趣味クラスであることをまずわきまえてもらいたい。~
上にも述べられているが、このゲームに熟練していないプレイヤーがふらっと選択して昇天できるようなクラスでは無いのである。
正直、[[守りの魔法書]]を持って生まれてきた場合は#Quitした方がいいような気もするが。
そんな熟練者向けのコラムとしては多少力不足だが、以下にスタイルの実例を挙げてみよう。
なお、全てのスタイルに共通していることとして、「[[マーシャルアーツ]]スキルの上げ惜しみをしない」という点が上げられる。~
どうせスキルポイントなぞ残しておいても振るものは無いし、ちょっとでも[[祭壇]]にたどり着くまでの戦局を楽にするために、マーシャルアーツはガンガン育ててゆきたい。
***戦士型 [#vdd0999e]
武器アーティファクトの攻撃力をあてにした、攻撃偏重スタイル。
[[属性]]は[[秩序]]がよい。~
[[二刀流]]無し・武器スキル無しという極めて攻撃力に欠けたこのクラスでも、このゲーム中最強の攻撃力を誇る[[グレイスワンダー]]や、入手が比較的容易な[[エクスカリバー]]などによって、十分な戦闘能力を発揮できるだろう。
防御の脆さは解消していないため、うっかり死しやすいのが欠点。~
[[願い]]が手に入るほど幸運なときは、基本的に[[魔法のマーカ]]を願うべきである。~
鎧の着用にペナルティーのあるこのクラスはとことん[[AC]]不足に悩まされる。魔法のマーカが一本あれば、さしあたって-10くらいまではACを低下させられるので、中盤戦が一気に楽になることを覚えておきたい。
***魔法戦士型 [#j893c818]
防御力不足を[[マジックベーン]]で補おうというスタイル。
属性は[[中立]]を選ぶこと。~
こちらのスタイルの場合、攻撃力不足を補うために魔法を活用してゆく必要があるだろう。~
手に入った書籍は[[祝福>祝福された]]するなり、足元に[[Eの字]]を[[刻む>床に書く]]なりして安全を確保してから、片っ端から読んでいこう。~
[[魅了の魔法書]]や[[矢の魔法書]]、[[識別の魔法書]]などを引いてしまえばこっちのものである。
願いは、上のスタイルと多少違って[[韋駄天の靴]]→[[魔法のマーカ]]という順になるだろう。
[[マジックベーン]]でなくても、[[ミュルニール]]が引けた場合は上記の戦士型にチェンジして戦ってゆきたい。
***拳に全てをかける型 [#g2f2858d]
[[マーシャルアーツ]]スキルを最大まで伸ばし、「武器?何それ?」というスタイル。
もはや苦行以外の何物でもない。~
属性は…ジョーっぽく[[混沌]]でも選んでおこう。~
どうせ武器なぞ使わない以上、属性も何も関係が無い。
ただし、他の職業の[[クエストアーティファクト]]を願うことに抵抗が無いのであれば話は別で、ぜひ中立を選びたいところ。~
乏しい防御力を補って余りある[[運命のオーブ]]と、豊富な魔法スキルを活かせる[[エチオピアの目]]を揃えることができたなら、攻略難易度は数段下がるであろう。~
レベル[[テレポート>瞬間移動]]と分岐点テレポートも使い放題である。~
エチオピアの目は、[[カエン]]と戦う際に必須とも言える[[魔法防御能力]]を与えてくれる点にも注目したい。
[[銀の指輪]]を嵌めて[[悪魔]]を蹴散らしたいところだが、小手を使わなければ防御力不足に輪をかける事になる。~
おとなしくグローブこと[[革の手袋]]でもはめて戦うのがベター。
最終的な攻撃力不足を補うには…拳闘[[兄者>マスターマインドフレア]]とかどうだろうか?
**攻略指針 [#d4a492d6]
[[鉱山の街]]まではすんなり進めるこのクラスだが、そこがこのクラスの強さの限界点。~
それ以降に足を伸ばすのは、なかなか難しい。
その理由は、[[ムーマク]]や[[レオクロッタ]]などの四足獣類にある。~
普通のクラスならば、鉱山の道中で入手できるであろう[[ドワーフのミスリル服]]なり[[エルフのミスリル服]]を着用して、彼らの攻撃を緩和出来るのだが…。~
これらに頼れない武闘家にとっては、かなり厳しい戦いとならざるを得ない。
これを解決する手段は一つしかない。~
そう、[[鉱山の最下層]]にある宝石を回収して売りさばき、[[僧侶>尼僧]]に[[献金>寄贈]]して[[AC]]を下げてもらうことである。
四足獣に正面決戦を挑むためには、少なくともACを-5以下には下げたいところである。~
ACさえ下がってしまえば、後は[[ドラゴンの鱗鎧]]が欲しくなる[[ゲヘナ]]周辺まではすんなり進むことであろう。
**そのほか [#u503e21f]
-ノームの鉱山ではローブを脱いでおくことをお薦めする。~
[[変化の罠]]でローブを失ってしまうと冒険が一気に苦しくなってしまう。
-攻撃力を高めるには、運次第ではあるが、[[攻撃の指輪]]を活用する方法も有る。~
もし攻撃の指輪の[[素材>アイテム/素材]]]が[[金属]]や[[有機物]]であった場合、特定の怪物に[[変化]]して食べることで、自身の攻撃力にボーナスが付くことが有るのだ。~
[[ポリパイル]]で複数の攻撃の指輪が手に入った場合、試して見る価値はあるだろう。
***食事について [#n0cd0533]
武闘家は菜食主義者(vegetarian)に分類される。~
食べることが出来るものについては[[菜食主義者のためのグルメガイド>攻略情報コラム/菜食主義者のためのグルメガイド]]を参照。
武闘家が肉食すると属性値が1下がる(だけ)。~
純粋に武闘家での昇天のみを目指すのであれば、無理に菜食主義を貫く必要もないだろう。
また、[[満腹]]状態になると[[賢さ]]が[[酷使]]され、[[衰弱]]状態になると逆に賢さが[[鍛え>鍛える]]られる。
***鎧の着用について [#w93c9045]
[[武闘家]]が[[鎧]]を装備した場合、[[命中率]]に-20のペナルティを負う。~
冒険を始めたばかりのキャラクターにとって、これは非常に辛い。
しかしながら[[ゲヘナ]]に到達できるだけの功夫を積み(([[レベル]]20程度だろうか))、信仰心篤い武闘家ならば、鎧の重さなど苦にしないのである。~
[[クエストネメシス]]の[[カエン]]やゲヘナの並み居る強敵共を相手にするときに、鎧は心強い守りを授けてくれるだろう。
数値的な詳細は以下のページで。(但し、スポイラー要素を多分に含むことを承知した上で読んで欲しい)~
→[[攻略情報コラム/職業あれこれ/武闘家]]
**クエストについて &aname(quest); [#l2c5d848]
難易度はかなり高い。
といっても、マップ自体には特に迷ったり難しかったりという点は無い。~
また主な敵モンスターである精霊(E)とゾーン(X)も、そこそこ強敵・難敵ではあるが、このクエストの難しさは別のところにある。
一番の障害となるのは、[[クエストネメシス]]のマスターカエンこと[[カエン]]。~
ゲヘナのモンスターにも匹敵しようかという凶悪な攻撃力に加え、各種の魔法による追い討ちもあるのだから恐ろしい。~
また相手も@であるため、[[階段]]を昇降する知恵もちゃんと持っている。
このため、形勢不利になったからといって退却する事もままならない。
彼に対抗するには、こちらも格段に鍛える必要があるだろう。~
[[レベル]]を上げ、[[HP>体力]]や[[幸運値>運]]を高め、ACをしっかり下げること。~
きちんと鎧を装備し、武器も限界まで鍛え上げてから勝負を挑むようにしよう。~
可能であれば[[魔法防御能力]]も欲しい所。[[灰色ドラゴン]]をとっ捕まえて来るなどして身に付けておきたい。
なお、大体の場合はカエンの居るフロアに侵入すると直に襲われることになる。~
ちょっとだけ様子を確かめに行こう、などという行動は自殺行為だ。~
十分に用意が整っていない状態でカエンの居るフロアにたどり着いてしまった場合、そのまま即座に階段を上って逃げる事。隣接されていなければ追ってこられることは無い。
*取得可能スキル [#j7a6a68d]
||武器|その他|魔法|h
|~Gマスター| |マーシャルアーツ| |
|~エキスパート| | |治癒|
|~熟練者 | | |僧侶|
|~入門者 |六尺棒 槍 ジャベリン クロスボウ 手裏剣| |攻撃 予知 補助 &br;脱出 物質|
拳で語れ。
* 称号 [#yf684e31]
|Lv|1-2|3-5|6-9|10-13|14-17|18-21|22-25|26-29|30|h
|称号|入門希望者|初心者|入門者伝|土の習い手|水の習い手|金の習い手|木の習い手|火の習い手|免許皆伝|
* 関連リンク [#k316c256]
- google images~
//http://images.google.co.jp/images?q=monk+class
[[GoogleImage:monk class]]
- Wikihackの記事~
//http://nethack.wikia.com/wiki/Monk
[[Wikihack:Monk]]
- ビオラインリードの私家版*band用語集の記事~
http://beoline.nobody.jp/bandterm-sa.html#monk
- ビオラインリードのNetHack関連の雑記~
http://beoline.nobody.jp/zakkinh.html#051127
- Wikipedia(英語版)の記事~
//http://en.wikipedia.org/wiki/Monk_%28character_class%29
[[Wikipedia.en:Monk_(character_class)]]